美容に健康と、近ごろモテモテの「はちみつ」。砂糖に代わる甘味料としてはもちろん、健康や美容法に取り入れている人も多いのでは?
産地や気候風土によって異なるはちみつのおいしさを紹介するとともに、はちみつのおいしい食べ方を紹介します。
はちみつの栄養価がスゴイんです!
とろ~りあま~いはちみつ。パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりと、甘味料として長年愛され続けてきました。
そんなおいしいはちみつがですが、近ごろは美容や健康に役立てている人が増えています。その理由は、はちみつに含まれる良質なビタミンにあるようです。
ビタミンは体の生理機能を調整し、代謝を促す働きを担う大切な栄養素です。残念ながら体内では合成することができないため、食事から摂る必要があります。ビタミンを補うだけならサプリメントを利用する方法もありますが、せっかくですもの、おいしくチャージしたいですよね。
はちみつにはカルシウム、鉄などを含む27種類のミネラルのほか、 アミノ酸、酵素、ポリフェノールやパロチンと、150種類以上の栄養素が含まれています。
はちみつは甘いだけじゃない!優秀な健康食品だったのです。
養蜂家の顔が見える、安心・安全なはちみつの選び方
「養蜂家」と呼ばれるはちみつの作り手たちは、気候・風土を生かしながら、たっぷりの愛情を注ぎ、おいしいはちみつを世界中に届けています。
国際食品規格(コーデックス)では、純度100%のもの以外のものは、はちみつと表記することを認めていません。
ところが、日本で市販されているはちみつをみると、「純粋はちみつ(はちみつの含有量が重量の60%以上)」「加糖はちみつ」「精製はちみつ(臭いや色等を取り除いたもの)」に分類されているのがわかります。これは日本にだけ適用される規格です。
加糖することではちみつ本来のやさしい甘さが失われ、精製の段階でビタミンやミネラルが取り除かれてしまうことも……。美容や健康には純度100%の「純粋はちみつ」を選ぶようにしましょう。
はちみつで世界旅行!産地別にみるはちみつの特徴
花によってはちみつにはそれぞれ味や色、香りに個性があります。同じ花でも場所や気候によっても違いがあるとか。それぞれの国を代表するはちみつはどんな味がするのでしょう。各国おすすめのはちみつの特徴を、世界旅行に出かける気分でのぞいてみましょう。
■フランス
草花やハーブなどから採れるはちみつが多く、個性を楽しむことができます。なめらかでクリーミーな味わいが特徴。
■イタリア
オーガニックへのこだわりが強く、ピュアなおいしさを堪能することができます。自然に結晶することで生まれるシャリッとした食感も楽しい。
■ギリシャ
糖度が高く、力強い味わいが特徴。ハーブやフルーツ、甘露蜜など植物の生命力を感じる味わい。
■スペイン
地中海の温暖な気候で育ったフルーツの花から採れたはちみつが人気。ボリューム感のある濃厚な味わいを楽しんで。
■日本
四季を感じるやさしい甘さが特徴。フルーツの花や草花など、地域の特色を生かしたはちみつも。
■ニュージーランド
雄大な自然に育まれた草花や樹木からとれるはちみつは、ふくよかな甘みをもたらしています。
はちみつのおいしい食べ方
紅茶に入れたり、パンに塗ったりすることが多いはちみつですが、さまざまな料理に加えてもおいしくいただくことができます。
マヨネーズとあえてハニードレッシングにしたり、からあげのたれに加えたりすればやさしい甘さを楽しむことができます。ちょっと変わったところでは、塩気の多い生ハムやチーズにかけるのもおすすめ。意外性を楽しんでみてはいかが?
肉じゃがやカレーライス、シチューなどに使う場合も、砂糖の代わりにはちみつを使うだけなので、アレンジが簡単なのもうれしいですね。
花の種類が100あれば、100通りのはちみつができるともいわれるあまくやさしい世界。いろいろな国のはちみつを食べ比べ、お気に入りをみつけてみてはいかが?
⇒詳しくはこちら:L'abeille(ラベイユ)