ジメジメして薄暗い場所に育つイメージのある苔ですが、近年は若い女性を中心に人気が高まっています。広い場所がなくても気軽に緑を楽しめること、よく見ると同じ苔でもさまざまな種類があり表情豊かなところから、苔にハマる人が多いそうです。そんな私も苔が好きな一人。他の植物とはまた違った穏やかな癒し効果が苔の魅力だなと思います。

そんな「苔のある生活」を誰でも気軽に始めることができるのが「こけ庭キット」です。

最近は小瓶の中で苔を育てる「苔テラリウム」など可愛い商品もたくさん見かけますが、この「こけ庭キット」は自分だけのこけ庭を自分で作ることができるのです。

「こけ庭キット」で使用するのは小さな升。この小さな空間の中で、苔・石・砂を使って自分の世界を表現するのがこけ庭作りの面白さです。

キットの中に入っているのは「一号升（底に穴が開いていて防水加工されています）」「鉢底ネット」「赤玉土」「４種類の石」「苔（乾燥して休眠した状態で入っていますが、水をあげることで活き活きした状態に戻ります）」「つまようじ」「３種類の砂」「ひのきコースター」「説明書（裏面が屏風になります）」です。

石と砂と苔は全てを使いきるのではなく、自分のイメージに合わせて必要な分だけを使用します。説明書に沿って誰でも簡単に作ることができます。正解はないので子どもも一緒に自由に楽しめます。

石や砂、苔、素材の個性を見つけます。升やコースターにも木目があり、同じものは一つもありません。素材のいいところを見つけて活かす方法を考えます。

次に、庭づくりのテーマを決めます。印象に残っている庭、思い出の場所などをイメージします。自分で決めたテーマの中でこけ庭を作っていくことで、自分の気持ちと向き合うきっかけになるかもしれません。

付属のこけ庭写真も参考になりますよ。

鉢底ネットを升の底に敷き、赤玉土を敷きます。

バランスを見ながらメインとなる石を置きます。

軽く霧吹きで苔に水をあげてから、バランスを見ながら配置していきます。つまようじで苔のふちを押さえながら貼っていくと綺麗にできます。

スプーンで少しずつ砂を取り、ゆっくり丁寧に敷いていきます。

崩れないように上から水をゆっくりかけます。水をあげると石や砂の表情も変わり、苔もキラキラ光ってとても綺麗。ひのきのコースターを下に敷いて完成です。

出来上がったこけ庭は、日当たりの良い風通しの良い場所で育てましょう。

付属の屏風を背景に置くと、この季節のインテリアにもぴったり。

お気に入りの石や木の実、小物と合わせることで、さらにオリジナリティあふれる自分だけのこけ庭を楽しむことができますよ。

自分で作ったこけ庭は愛おしさもひとしおです。小さな緑を身近に感じられる癒しのこけ庭をあなたも作って見ませんか？

※商品価格は記事公開時点のものです。