きらきらと輝く色とりどりの「あめ」。巷にはたくさんのお菓子があふれているけれど、口さみしいときやつかれたとき、手軽に食べることができるあめは、大人になった今でもなぜか手放せない。
ちょっとしたお礼にもぴったりな、昔ながらのお菓子、あめには、もらってうれしい、食べておいしい魅力がいっぱいつまっています。江戸の人々にも愛されたおいしさの歴史をちょっとのぞいてみましょう。
「本物のおいしさ」を求めた江戸のお菓子
日本に「あめ」が伝来したのは安土桃山時代。世にいう戦国時代のこと。ポルトガルからの使者が「alferoa(アルフェロア)」という砂糖菓子を持ち込み、それがいつしか「有平糖(ありへいとう)」と呼ばれるようになりました。
とはいっても有平糖はとても高価なもので、江戸時代に入っても庶民にはとうてい手が届く代物ではありませんでした。
当時、お菓子といえば、公家の優雅さを持ち味とした「京菓子」が名を馳せていましたが、活気ある江戸の人々が求めたのは実直なおいしさ。そこにヒントを得た当時の菓子商「井筒屋」です。
もっと江戸の人たちに手軽に有平糖を楽しんでもらいたいとう思いから、まだ固まりきらない紅着色の有平糖を鋏で切り、指でつまんだ三角のあめ、「梅ぼ志飴(うめぼしあめ)」を発案。おしゃれな江戸っ子たちの間で瞬く間に人気となり、あめが庶民の味として親しまれるようになりました。
初代「榮太郎」の思いを現代に受け継ぐえいたろうあめ
「梅ぼ志飴」の発案者は菓子商「井筒屋」の息子「榮太郎(えいたろう)。病父を助けて、金鍔(きんつば)の屋台売りをして家計を支える親孝行者として人々に愛されていたといいます。
やがて屋号を「榮太樓」と改め、ささやかな店を構えるまでに。安政4年の江戸時代から続く人情にあふれたその味わいは、「あめや えいたろうあめ」として変わらぬ味と形、製法で守り続けられています。
もらってうれしい、食べておいしい「えいたろうあめ」
小さな宝石のような美しさをもつあめは、ちょっとしたお礼やお返しにもぴったり。美しいプチギフトを前に、その人の笑顔が見えるよう。もちろん、バックやオフィスのデスクに、自分用に忍ばせておくのもおすすめ。集中力が途切れたときや、一息つきたいとき、口にするあめのやさしい甘さに助けられた人も多いのでは?
江戸の時代から変わらぬおいしさを守り続けるえいたろうあめは、今もなお、わたしたちの心をつかんではなさない、やさしい甘さに包まれています。
さまざまなラインナップを持つえいたろうあめは、一見、あめには見えないキュートなデザインがズラリ。大切な人やお世話になったあの人に、かしこまりすぎない小さな贈り物を選んでみてはいかが?
※スイートグロスは要冷蔵商品です。
⇒詳しくはこちら:あめや えいたろう