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旬のフルーツの美味しさを「ギュッ」と詰め込んだ、南カルフォルニア発のアルチザンジャム

フフルルニュース

旬のフルーツの美味しさを「ギュッ」と詰め込んだ、南カルフォルニア発のアルチザンジャム
オーガニックやスローフードなど、ここ数年、アメリカを中心に食の安全性や品質にこだわる人が増えています。そんなアメリカで今、関心を集めているのが「アルチザンフード」です。素材や技法にこだわり、技を極めた職人たちが丁寧に作るジャムが、南カルフォルニアから届きました。

アルチザンフードとは?

「アルチザン=artisan」とは、職人・職工・技工という意味です。アメリカではアルチザンによって作られた食品に注目が集まっています。無添加食品やオーガニック食品など、食に対する意識が年々高まりつつあるアメリカでは、厳選された材料や体に良い材料を使い、こだわりのある製法で丁寧に作られたものを積極的に取り入れる動きがあります。

新鮮な美味しさをたっぷり詰め込んだ風味豊かなアルチザンジャム「レモンバード」

果物を煮詰めて作る「ジャム」。トーストやヨーグルトに混ぜるだけでフルーティーな味わいになる魔法のような食材ですよね。

アルチザンたちのこだわりをギュッと詰め込んだジャムが南カルフォルニアから届きました。その名は「Lemon Bird Preserves(レモンバード プリザーヴス)」。

オーナーのエイミー・ディーバーは、家族と南フランスに訪れた際にそこで食べたホームメイドジャムのおいしさに感動し、帰国後、早速ジャム作りを始めます。当初は、家族や親しい友人のために作っていたのですが、評判が評判を呼び、2009年にジャムメーカー「レモンバードプリザーヴス」を立ち上げました。

おいしさの秘訣はその「スピード」。無農薬の果物を摘果してから1~2日以内にジャムを作り始めるのがエイミー流。鮮度抜群な旬のおいしさが凝縮されたジャムを作ることができるというわけです。もちろん添加物は不使用。素材の味をそのまま生かしたジャムは、まるでボジョレーヌーボーのように毎年少しずつ異なるおいしさを味わうことができます。
手作りにこだわるレモンバードのジャムはフランス製の小さな銅ケトルで丁寧に作られています。

熱伝導率の高い銅ケトルを使うことで、短時間で均等にジャムを煮詰めることができ、フルーツの風味を損なうことなく艶のあるキレイな色に仕上がります。

手間を惜しまず、2~3日かけて手作りされたジャムは、まるで宝石のよう。パンやクラッカーのほか、チーズと合わせたり、カクテルに混ぜたりしてもおいしくいただくことができますよ。

添加物が多く含まれた加工食品が多く出回っている現代。大量生産ができることから価格が抑えられる半面、健康や美容になんらかの影響を及ぼしていることはもはや否めません。

アルチザンの考えは、いわば「原点回帰」のようなもの。旬の果物を一番おいしい時に収穫し、一つひとつの工程に手間を惜しまない。作り手のこだわりや愛情をもおいしさに変えるのが、アルチザンフードの真髄なのかもしれません。

⇒詳しくはこちら:レモンバード プリザーヴス

文:ねこりょうこ
ライター/エディター/フードスタイリスト
情報誌編集部員を経てフリーランスに。美容、インテリア、フードなど、スタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。
ごはんと動物をこよなく愛し、今日も「おいしい」と「かわいい」を求め、日本全国を取材活動中。
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