偶然の出会いが育んだ、世界にひとつのかりんとう作り
和菓子職人の「まっちん」は、ある日、材料の仕入れで訪れた岐阜県で山本慎一郎という青年に出会います。聞くところによると、彼は老舗油問屋「山本佐太郎商店」の四代目だとか。同い年ということもあり、すっかり意気投合をしたふたり。ひょんなことから「おやつ」について語り合うことになり、和菓子職人×油問屋によるオリジナルのかりんとう作りに動き出します。小麦粉をはじめ、砂糖、油など、妥協しない素材選びからはじまった彼らのおやつ作りは、やがて「大地のかりんとう」として産声を上げたのです。
目指したのは30年後も愛されるおやつ作り
かりんとうを作るにあたり、彼らがとことんこだわったのは素材選びです。小麦粉は北海道十勝産玄麦を丸ごと石臼で挽いた全粒粉を使用。体にやさしい甘さをもたらすのは「粗糖」と呼ばれる化学精製されていないお砂糖です。かりんとうをこんがり揚げる油は国産の米ぬかを搾った上質な米油を厳選しました。
素材のおいしさを最大限に生かしたその味は、母なる大地の力強さと優しさそのもの。大地のかりんとうは「黒糖」、 素材のおいしさを自然塩が引き立てる「塩」、 岐阜県揖斐郡旧春日村に伝わる在来種のほうじ茶を使った 「天空の古来茶」の3種類。食べ比べを楽しんでいるうちに、おやつの時間が楽しみだった子ども時代のようなワクワクとした気分になるから不思議。そうそう、思わず笑顔がこぼれてしまうかわいいパッケージデザインもニクイところ。毎日のおやつの時間が、ホッコリとした優しさで満たされていくようです。
お芋のおいしさ、ちょっと拝借!「おいも泥棒」
「大地のかりんとう」が誕生した翌年の2013年、秋。おやつの輪はさらに広がり、上質なさつま芋を皮ごと米油で揚げた芋かりんとう「おいも泥棒」を発売しました。ユニークなネーミングに惹かれてひと口食べてみると、あれよあれよとあっという間に平らげてしまいました。程よい硬さは食べごたえも十分!
その後、毎年のように新作を発表する彼らのおやつ作りは、「大地のおやつ」としてシリーズ化します。そのすべてがとにかくキュート! ネーミングからパッケージデザインにいたるまで、長く愛されるおやつ作りへの愛情が伝わってくるようです。
ミルクに浸して食べてみない? ビスケットとサブレ
昭和レトロな雰囲気のパッケージとネーミングがかわいい「3じのビスケット」と「ツバメサブレ」。ビスケットの生地は石臼挽き小麦ブランを配合。オーブンでサクッと焼き上げ、 米油でさっと揚げてほんのり自然塩をまぶしています。
さくっほろっとした食感が楽しいサブレは、滋賀県日野町の農家「大地堂」さんが 大切に育てたディンケル小麦の石臼挽き全粒粉と岐阜県産と愛知県産の小麦イワイノダイチを使用しています。 お砂糖にはミネラル豊富なてんさい糖、揚げ油は米油といったこだわりよう。
ひと口食べるたびに心がほっこり和む焼き菓子は、ミルクと相性抜群。思わず浸して食べてしまいました。
子どもたちが大人になったとき、変わらずそこにあるおいしさを
和菓子職人まっちんと、山本佐太郎商店の願いはたったひとつ
「今の子どもたちが大人になったとき、変わらず安心して気楽に食べてもらえるおやつでありたい」ということ。そのためには素材選びに一切妥協はせず、からだに優しい素材を使い、そのおいしさを最大限に生かすことが使命
豊穣な大地の力強さと優しさは、お母さんの味。大地を感じられるおやつは、心とからだを豊かにしてくれることでしょう。
⇒詳しくはこちら:大地のおやつ