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秋の夜長のお供には、紅茶の神様が作ったアートな一杯を

フフルルニュース

秋の夜長のお供には、紅茶の神様が作ったアートな一杯を
秋の長い夜。ゆっくり本を読んだり音楽を聴いたりしながら過ごす方も多いのでは?そんなプレミティブな時間には紅茶がよく似合います。紅茶の神様スティーブン・スミス氏が愛した紅茶とともに、優雅なひとときを・・・。
お湯とカップがあれば、いつでも手軽に紅茶が楽しめる「ティーバッグ」。ひと手間をくわえるだけでよりおいしく味わうことができるのをご存知ですか?おいしさの決め手は「ゴールデンルール」と呼ばれる淹れ方。もともとは茶葉のために生まれたルールですが、ティーバッグに応用することでいつもの紅茶が驚くほど風味豊かになりますよ。
  1. やかんに新鮮な水を入れ火にかけ沸騰させる。
  2. 沸騰したお湯をカップに注ぎ温めておく。
  3. カップのお湯を捨て、沸騰したお湯をカップに注ぎ、ティーバッグをそっと入れる。
  4. すぐにフタをして2~3分蒸らす(フタがない場合は小皿でも代用OK)。
  5. そっとティーバッグを取り出してでき上がり。
ちなみに、紅茶に適しているのは軟水といわれています。市販されているミネラルウォーターは、ミネラル成分が多い硬水が一般的。

ミネラル成分が多すぎると渋みが出てしまい、反対に少ないと味が薄く、水くさい紅茶になってしまいます。日本の水道水は安全かつ軟水なので、紅茶を入れる際は水道水を度沸騰させてから使うのがおすすめです。

紅茶の神様 スティーブン・スミス氏がブレンドしたスペシャルな一杯

紅茶のおいしい淹れ方をマスターしたところで、紅茶にもぜひこだわってみましょう。世界的にも有名な紅茶のスペシャリスト「スティーブン・スミス氏」をご存知ですか?自らの名前を社名とした「スティーブン・スミスティーメーカー」は、アメリカのポートランドを拠点に紅茶業界で40年以上のキャリアを持つブランドです。

若いころから良質な茶葉の探求に熱心だったスミス氏。インド、スリランカ、中国、エチオピア、エジプト、スマトラなど世界中の紅茶産地を回って、1日に600種類をテイスティングしていたともいわれています。その人並み外れた嗅覚と味覚は、今では世界中のスターバックスで愛されている「TAZOティー」を育て上げました。
40年間紅茶界の先駆者として活躍してきたスミス氏ですが、ある日突然スターバックスにTAZOティーを売却。フランスのプロバンス地方に移り住みます。そこで出会ったショコラティエやアルチザンにインスパイアされ、紅茶を芸術として作りたいと思いから自らの名前を冠したブランド「スティーブン・スミスティーメーカー」を再び立ち上げました。

1点1点、ポートランドのアトリエでスミス氏自らがブレンドを行っていましたが、2015年3月に逝去。現在はTAZOティー時代からの長年の教え子がスミス氏の後をついで茶葉の選定、ブレンディングを行っています。

スティーブン・スミスティーメーカーが作る紅茶は全ての産地が明確で、カートンごとにバッチナンバーが付されており、産地を確認することができます。
キッチンにさりげなく置いておいてもインテリアを損ねないように、パッケージのデザインにもこだわったスミス氏。種類も豊富で、一番人気の「№55ロード・ベルガモット」のほか、ヒマラヤのふもとで栽培されたダージリンのファーストとセカンドフラッシュを使用したリッチで香ばしい独特なブレンド「No.47バンガロー」、カフェインフリーで妊婦さんやお子さまにも安心な「NO.13 レッドネクター」などさまざまなフレーバーを楽しむことができます。

紅茶の神様に思い馳せながら味わうスペシャルな一杯。芳醇なその香りと味は、秋の夜長をラグジュアリーなひとときへと誘ってくれることでしょう。
⇒詳しくはこちら:クロンティップ
文:ねこりょうこ
ライター/エディター/フードスタイリスト
情報誌編集部員を経てフリーランスに。美容、インテリア、フードなど、スタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。
ごはんと動物をこよなく愛し、今日も「おいしい」と「かわいい」を求め、日本全国を取材活動中。
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