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毎日の掃除をもっと手軽に。「マキタコードレス掃除機」の話

フフルルニュース

毎日の掃除をもっと手軽に。「マキタコードレス掃除機」の話
建築現場や新幹線など様々な公共施設の清掃を担当するプロの清掃業者に長年愛され使われている、スティックタイプのマキタコードレス掃除機。ご家庭で使われている方も多いのではないでしょうか。業務用ならではのパワフルさと耐久性、価格、充電時間の短さ、吸引力と、トータルで優秀なマキタのコードレス掃除機ですが、その種類は10種類以上と豊富。使用環境に見合った型を適切に選ぶことで、最大限に力を発揮してくれる掃除機です。今回は私が実際に使用して感じた、マキタコードレス掃除機選びのポイントを紹介します。
マキタコードレス掃除機CL107FDSHW
マキタコードレス掃除機 CL107FDSHW
私は以前、コード付きの一般的なサイクロン式掃除機を使っていました。吸引力は申し分なかったのですが、掃除の度に掃除機を出してコードを伸ばし、段差では本体を持ち上げ、コンセントを差し替えながら家中を移動する必要があり、毎回気合いが必要でした。

妊娠中、重たいお腹で掃除をするのはさらに大変。子どもがズリバイやハイハイをするようになると、床に落ちている小さなホコリや産後増える抜け毛もとても気になるように。子どもの成長とともに、毎日掃除をしてもどこからともなく小さなゴミが現れるようになりました。

そんな折にたまたま譲り受けた少し古い型のマキタコードレス掃除機。最初はサブ機として考えていたのですが、あっという間にメインで使うように。その後、新しい型に買い替え、さらに向上した機能に大満足。

4、5万円するような掃除機と比べても十分な使い心地の良さ。しかもそれだけじゃないメリットがたくさん!マキタのコードレス掃除機のおかげで、掃除機がけを「楽しい!」「好き!」と思えるようになりました。

豊富な種類とその違い

マキタのコードレス掃除機はとにかく種類が豊富。古い型と最新の型を使っている中で、大きく3つのポイントが商品によって異なると感じました。

バッテリーの違い

バッテリーのタイプは3種類あります。「リチウムイオンバッテリー(取り外し充電タイプ)」「リチウムイオンバッテリー(内蔵タイプ)」「ニカド電池内蔵バッテリー」です。リチウムイオン電池はニカド電池と比べて、急速充電や継ぎ足し充電ができ、放電しづらいので劣化に強くおすすめです。

私が最初に使っていた型は、掃除機本体に充電コードを差し込んで充電する「リチウムイオンバッテリー(内蔵タイプ)」でした。メリットは価格が安いことと、充電したまま使用できること。

新しく買い換えたものは、本体からバッテリーを取り外して充電をする「リチウムイオンバッテリー(取り外し充電タイプ)」です。
こちらは充電時間が短く、替えのバッテリーを準備しておくことで交互に使うこともできます。バッテリーを他のマキタ製品と兼用で使うことができたり、消耗してきたらバッテリーだけを新しく買い替えればよいので、長く使えておすすめです。

さらにバッテリーには様々な電圧の種類があります。電圧が大きくなるとパワフルになりますが、価格も上がり、重量も重たくなるので、使用環境に応じた必要な型を選ぶ必要があります。

ごみ捨て方法の違い

「紙パック式」か「カプセル式」かも大きな違いです。好みが分かれるものですが、カプセル式はカプセル部分をひねってゴミ箱に捨てるだけなので簡単で経済的。私も最初に使っていた型はこのタイプでしたが、ゴミ捨てのたびに埃が舞ったり、フィルターが詰まるのでお手入れが面倒だと感じました。

新しく買い替えたものは紙パック式。1枚40円程度のコストはかかりますが、ワンタッチで開くカバーから簡単かつ手を汚さずに捨てることができます。埃も舞わずに処理することができるので衛生的。
最初に使っていたサイクロン式掃除機でもゴミ捨てやメンテナンスのたびにストレスを感じていたので、私は「紙パック式」がお気に入りです。

電源スイッチの違い

スイッチが「トリガー式」か「スイッチ式」かも大きく異なるポイント。トリガー式は掃除をしている間はずっとトリガーを押さえて使用します。使いたいときだけさっとすばやくスイッチを入れられるので、必要なときだけ電源を入れられバッテリーの消費を抑えられます。私が最初に使っていた型もこのタイプでしたが、ずっとトリガーを押さえていると手が痛くなってしまい、長時間の使用時には不便でした。

新しく買い換えたものはon・offのスイッチボタンがある「スイッチ式」。
こちらは吸引力の強弱を選ぶこともできて便利。おうちの中で普段使いをする場合は、「スイッチ式」の方が使いやすくおすすめです。

バランスのとれた人気の型「CL107FDSHW」

私が現在使っている「CL107FDSHW」は、上記でおすすめしたポイントに加え、吸込仕事率の高さ、連続使用時間の長さや充電時間の短さ、そして価格とのバランスが良いので現在人気の型です。最近は人気のため品薄になり価格が上がってきているようですが、だいたい16,000円前後で購入できます。

「CL107FDSHW」は1.1kgと軽量。使用時間はパワフルモードで10分、強で12分、標準モードで25分使うことができます。高容量バッテリーに買い換えることで使用時間を倍以上伸ばすことも可能。そして充電時間はたったの22分です。

他の型や他社のコードレス掃除機は充電に数時間かかるものが一般的なので、これは驚きの短さ。バッテリーの脱着もスライド式でとても扱いやすいです。
さらに、スイッチをONにするとLEDライトが光り、家具の下など、影になる部分や薄暗い場所の掃除にとても便利です。バッテリー切れが近くなるとこのライトが点滅して教えてくれます。
また、持ち手部分にストラップが付いているので、我が家では壁に吊るして保管しています。

マキタコードレス掃除機がある生活

コード付き掃除機を使っていたときは、掃除機本体に子どもが乗っかったり、コードで遊んでコンセントを抜いてしまったりと危険を感じることもありましたが、マキタの掃除機を使うようになってからはそのような心配もなくなりました。 ハンディタイプとしても、立ったまま使えるスティックタイプとしても使うことができるので、おうちの中でも車の中でも、一台で様々な場所のお掃除ができちゃいます。
標準で付いているヘッドはとてもシンプルな作りです。他の掃除機によく見られる回転ブラシやモーターが付いていないので、髪の毛などがからまって動きが悪くなる、ということがなくお手入れが簡単です。
私が使っている型はヘッドが全方向に動くので、掃除をしづらい棚の下や、机と椅子の間などのゴミも簡単に吸い取ることができます。

標準で付属している「隙間ノズル」は、サッシの隙間など細かい部分の掃除にもぴったり。棚や机、絨毯、細かい部分を掃除するのに適したアタッチメントも別売りで豊富に用意されており、必要なものだけを低価格で購入できます。私がよく使っているアタッチメントは「ブラシノズル」。
空気清浄機のフィルターなど、入り組んだ場所の埃を拭き取りながら吸い取ることができます。様々な場所をこの掃除機1つで綺麗にできるので、収納場所が少ない我が家でも掃除道具を増やさず生活できます。

そしてこの飾り気のない業務用ならではのシンプルなデザインもお気に入りのポイント。普段は収納していますが、部屋に出しっぱなしになっていてもインテリアの邪魔になりづらいデザインです。

家電を選ぶことは、自分の生活スタイルや家事への意識、デザインの好みなどを改めて考えるきっかけにもなるため、とても楽しくて大好きな時間です。現在各社から魅力的な機能が備わった様々な掃除機が販売されています。家庭にとって、自分にとって、ぴったりな掃除機選びをしてみませんか?
文:きなこ
一児の母。家族や暮らしのひとこまなど日常の風景を日々撮影している。美味しくて体に優しいおやつを作って食べることが好き。夫婦でものづくり作家として活動もしている。