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暮らしに寄り添うひんやりとした心地良い温度。庵治石プロダクト

フフルルニュース

暮らしに寄り添うひんやりとした心地良い温度。庵治石プロダクト
自然に生まれた丸みの柔らかさや、ゴツゴツとした岩肌のかたさ、ひんやりとした心地良い温度・・・。静かに佇む石には、なんともいえない愛らしさがあります。ずっと昔からわたしたちの暮らしの近くにあった石には、さまざまな可能性が秘められています。かたい石を柔らかな発想で暮らしの道具に作り上げた、香川県高松市・高松市牟礼庵治商工会のプロジェクト、AJI PROJECTをご紹介します。
香川県高松市の牟礼・庵治地域は、平安時代から続く石材の町。八栗五剣山から産出される高級石材「庵治石(あじいし)」は、世界的にも高い評価を得ています。
庵治石
そんな庵治石を使った生活プロダクトが「AJI PROJECT」です。デザイナー、石材加工職人など現在総勢13名のプロフェッショナルが集まり、庵治石の魅力を世界に伝えています。
AJI PROJECT
AJI PROJECTが手がけるのは石でできた暮らしの道具たち。石の質感はそのままに、かたい石が生活に溶け込むその姿は、見ているだけで安らぎをもたらします。静かな佇まいとひんやりとした触り心地、独特な存在感を持つ石の魅力が随所に散りばめられています。

モチーフは釣り人が水面に浮かべた浮き!?ポップなペン立て

FLOAT
FLOAT
石のクールな表情と、ポップな蛍光色が一体化したこちらのペン立て。庵治石に穴を開ける時に出る丸棒を加工してつくられたこちら、釣り人が水面に浮かべた蛍光石の浮きがモチーフなのだとか。鉛筆やペンはもちろん、花を挿しても素敵です。

独特の丸みがなんともキュート!サボテンの花器

SABO
SABO
かたくて取り扱いが難しそうな石も、AJI PROJECTにかかればこんなに優しくなるんです。砂漠のなかに佇むサボテンのようにさまざまな形を並べれば、花を挿さなくてもおしゃれなオブジェになりますよ。石職人による繊細なデザインも魅力的です。

石ってスゴイ、石ってかわいい

暮らしのすぐそばにある石たちに目を向けると、いろいろな形をしていて、なんだか愛らしく思えるから不思議。人間がはじめて使った道具は石からつくられたように、わたしたちの暮らしのなかに今も息づく石の道具たち。

13人のプロフェッショルの手によって生まれたAJI PROJECTは、石の可能性をどこまでも広げてくれそう。 そのひんやりとした温度を、生活のなかに取り入れてみてはいかが?

⇒詳しくはこちら:AJI PROJECT
文:ねこりょうこ
ライター/エディター/フードスタイリスト
情報誌編集部員を経てフリーランスに。美容、インテリア、フードなど、スタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。
ごはんと動物をこよなく愛し、今日も「おいしい」と「かわいい」を求め、日本全国を取材活動中。
【公式ブログ】ねこ食堂