ぴんと立った耳、丸い大きな鼻、丸く突き出たおなかに短い手足、そしてふさのついた長いしっぽ......この不思議な生き物が主人公の物語「ムーミン」。
キャラクターたちが生み出す世界観は多くの世代に今もなお、愛されています。
そんなムーミンと日本の伝統技術「有田焼」がコラボレーション!いくつになっても「かわいい」に弱い大人女性たちへ――。
乙女心を呼び覚ます、魅力のアイテムをご紹介しましょう。
フィンランド生まれの物語「ムーミン」の世界
日本でも人気の北欧デザイン。その唯一無二の存在として君臨するのが「ムーミン」ではないでしょうか
ムーミンシリーズの1作目となる「小さなトロールと大きな洪水」が出版されたのは1945年のこと。その後26年の間にシリーズは9作書かれました。
日本ではアニメの印象が強いムーミンですが、原作にはムーミン一家と仲間たちの生い立ちや、ときに切なくなるようなエピソードなどが盛り込まれ、不思議な魅力にあふれています。
興味がある方は原作やコミックを読んでみては?
日本の伝統工芸「有田焼」がモダンデザインで登場!
和食器の繊細なフォルムが今、日本国内はもとより、海外でも注目を集めています。
日本の代表的伝統工芸品のひとつに数えられる有田焼もそのひとつ。
佐賀県有田町を中心に作られている有田焼の発祥は1600年代までさかのぼります。
骨董品にもなると数十万円以上もする高価な有田焼ですが、最近では有田焼の伝統技術をしっかりと踏襲しながら、現代風のライフスタイルにマッチしたデザインが作られるようになりました。
そのひとつが「表現の再構築」というコンセプトのもと、ものづくりを行っているブランドamabro(アマブロ)とのコラボレーションです。
アマブロは「生活にアートを」というテーマで古き良き日本の伝統をさまざまな形で日常に取り入れることを提案。
そのひとつが北欧を代表するキャラクター、ムーミンとの融合です。
日本の美しい風景のなかに描かれたムーミンとその仲間たち
透き通るような白磁の美しさと、繊細で華やかな絵付が特徴の有田焼の染付皿。
有田焼の最も古い伝統技法のひとつ「呉須(ごす)」で染め付けをし、薄くて軽い、ガラスのような滑らかさと硬質さを併せ持つ魅力があります。
一つひとつ丁寧に染付されたお皿には、日本の美しい風景のなかに描かれたムーミンとその仲間たちの姿が。
その生き生きとした表情は、見ているだけで心がなごみます。
暮らしにささやかな幸せを
あまりのキュートさに「使ってしまうのがもったいない!」と思うかもしれませんが、食器本来の役割は、料理を盛り付けること。使ってこそ愛着がわくものではないでしょうか。
和食器という概念にとらわれず、カップケーキやクッキー、チョコレートを置いてティータイムのおもてなしにするも良し、もちろん、大皿料理の取り皿としてもおすすめです。
暮らしのなかに息づくささやかな幸せは、お皿のような普段使いの「道具」のなかにあるのかもしれません。
愛らしいムーミンの表情に、乙女心をくすぐられた大人女性のみなさん、「かわいい」と「アート」を、もっと日常に取り入れてみてはいかが?
⇒詳しくはこちら:Amabroオンラインショップ