暑い夏は、冷たいスイーツが美味しい季節です。水羊羹(ようかん)、ところてん、わらび餅、かき氷......。日本の夏を代表する、美味しい和菓子がたくさん思い浮かんできますね。今回ご紹介するくずきりも、そんな和菓子のひとつです。
くずきりには長い歴史がある
鎌倉・室町時代から日本人に食されていたくずきり。くずきりの原料である「葛(くず)」からこの名前が付いたのかと思いきや、語源は奈良県南部吉野郡にある国栖(くず)と呼ばれる地域の名前という説もあります。この地方で人々が食していた蔓草(かずらくさ)が後に、今の「葛」と呼ばれるようになったことから、くずきりと名付けられたそうです。
ユニークなフルーツ入りくずきり
たまには黒蜜以外のくずきりを食べてみたいな……。そんな人には、フルーツ入りがおすすめです。果汁・果実のそのままの美味しさを、ぜひ味わってみてください。
今回ご紹介するのは、金沢で人気の和菓子店「オハラ」のフルーツが入った珍しいくずきり。季節を感じられる、金沢ならではの雅な和菓子です。「和歌山古城梅」「えひめ甘夏」「瀬戸田レモン」の3種類がそろっており、それぞれ、産地にこだわった厳選食材を使用しています。
クエン酸たっぷりでさっぱり美味しい「和歌山古城梅」。ひとつひとつ手作業で剥いた果肉が2房入っていて、程よい香りと甘さと酸味がある「えひめ甘夏」。瀬戸内の日差しを浴びて育ったビタミンたっぷりの「瀬戸田レモン」。冷やして「ツルツルッ」と食べれば、夏の暑さもあっという間に飛んでいきそうですね!
ちょっとユニークなフルーツ入りくずきり。素敵な箱に入ったギフトセットもあるので、手土産としても活躍しそうです。
伝統工芸や伝統文化が今も深く息づく金沢。そんな街からお届けする、爽やかなフルーツ入りのくずきり。今年の夏は「つるんっ」と美味しい清涼和菓子を、上品に楽しんでみませんか?
⇒詳しくはこちら:金沢虹色菓子店