おしゃれな街と知られる港町「横浜」。元町を中心に「ハマトラ」と呼ばれるトラディッショナルファッションが流行したのは1970~1980年代ごろのこと。上質なファッションに身を包むその姿は、当時の女性たちの憧れの的でした。
もともと横浜には、最先端のファッション文化の発信地になる理由がありました。それが、1859年(安政6年)の横浜港の開港です。以来、横浜には海外の文化がいち早く上陸。同時に、当時日本の産業を支えた生糸の輸出が盛んになりました。
その背景で誕生したのが「横浜シルク」です。上質なシルク100%で作られた横浜シルクは、横浜を代表する工芸品となり、日本はもとより世界中のセレブを魅了したといいます。
世界が認めた上質な100%シルク「横浜スカーフ」
横浜スカーフが世界中から注目されるきっかけになったのが、「万国博覧会」です。1876年のセントルイス、1878年のパリ、そして1880年メルボルンと、世界中の工芸品が集まる博覧会において数々の賞を受賞。世界最高水準の染色技術やデザインは、スカーフブランドとして確固たる地位を築きました。
ところが、関東大震災や第二次世界大戦の影響により、ひとりまた一人と一流の職人が姿を消していきます。やがて、世界中を虜にした横浜スカーフは過去のものに……。しかし、横浜が培った世界最高の技術は密かに受け継がれていました。
近年、昔の技法に新しい技術をくわえることで横浜スカーフが復活。上質なシルクの手触りがいま、再び注目を集めています。
ひとつ投入するだけで一瞬にして華やぐスカーフの魅力
上質なシルク100%で作られる「横浜スカーフ」。その上品な光沢は、コーディネートにひとつ投入するだけでファッションに華やぎをもたらしてくれます。クラシカルな花柄や遊び心溢れるドット柄など、お好みのデザインでおしゃれを楽しんでみるのもおすすめです。
また、巻き方や付ける場所によっても表情がガラリとかわるのもスカーフの魅力。首のほか、手首に巻いたり、ベルトにしたり……。アイディア次第でコーディネートの幅が広がります。
品のあるサテンシルクは、ヘアバンドやバッグの持ち手に付けても存在感を放ちます。上質なシルク100%だからこそ生まれる華やぎを、ぜひ、ファッションに取り入れてみてはいかが?
⇒詳しくはこちら:Yスカーフ