「SEVENDAYS=SUNDAY」は、メンズアイテムも豊富。流行の再来"トラッドスタイル"が求めやすい価格で手に入るとあって、幅広い年齢で人気です。

今回、モデルとして協力してくれたのは、十夢（とむ）さん。舞台俳優として活躍しています。「背を高く見せたいので、シルエットを意識したスタイルと、ちょっと人とは違うような個性的なスタイルをしてみたいです」と意気込みを語ってくれました。前回に引き続き、植村美智子さんがスタイリングを指南。

今回もどんなコーディネートが出てくるのか楽しみです！

「流行のセットアップは、夏のほうが試しやすいんですよ」と植村さん。トーンを薄くまとめ、スニーカーでカジュアルダウンすれば、統一感と清涼感のある夏にぴったりなコーディネートのできあがり。

線が細く見えますが意外と肩幅がある十夢さん。ダンスやアクロバットをするため、日々の舞台稽古で鍛えているそうで、ジャケットのサイズを合わせるのが難しかったり、ジャケットのスマートな雰囲気がミスマッチになってしまうことがネック。

ところが、今回合わせたジャケットは肩幅もちょうどよく、バランス良く仕上がりました。薄くストライプが入っており、ストンと縦のラインが強調されるので、スタイル良く見えるのもポイント高いですね。

スクールボーイ風のスタンダードなシャツとチノパンの組み合わせ。シンプルながらも、植村さんのワザが光ります。

「ギンガムチェックシャツは王道だからこそ、その着こなしが大事。ボタンを一番上まで閉めたことで、賢そうな印象だったり、柔らかい印象になりますよね。このグラデーションのシャツは、遊び心があるので、堅くなりすぎないのがポイントです」

これに柔らかなカーディガンと合わせるのが、植村さんにはしっくりきたそう。全体のトーンをまとめ、使用する色を絞れば、失敗の少ないコーディネートになるのですね。

同じチェック柄でも、前のコーディネートとはずいぶん印象の違うチェックシャツを選んだ植村さん。

「今回はカジュアルすぎないチェックシャツを選びました」

ネイビーの大柄チェックは、一枚持っていると着回しできる優秀アイテム。ブルゾンとショーツの組み合わせだと、アメカジ要素が全面に押し出されがちですが、この第１ボタンまで閉めたチェックシャツの“しっかり感”がうまくカジュアルな雰囲気を中和して“アメカジすぎない”着こなしに。アメカジ初心者にもおすすめしたいスタイルです。

「今回３種類のカジュアルスタイルを試してみましたが、セットアップのコーディネートはシンプルなのが気に入りました。ショーツの丈もちょうどよく、キレイに履けているなと思いました」と十夢さん。

また、「革靴ばかりでスニーカーはあまり履かないんですけど、確かに、セットアップ＋革靴だとやりすぎ感が出てしまうかも。これからはカジュアルダウンアイテムとしてスニーカーをうまく使いたいなと思いました」と話してくれました。

レディース・メンズを通して、植村さんが心がけていたのは、「カジュアルをやりすぎない」ということ。

動きやすさや、遊びの要素を加えられるという点で、カジュアルスタイルはどの年代からも支持されていますが、アクセサリーやジャケットなどで、きっちりと引き締めるポイントを作ったり、きれいめに昇華させることで、ぐんと大人のスタイリングに。

みなさんもカジュアルスタイルで、軽やかな春のおでかけをお楽しみください！

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