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メイクのプロは知っている。ファンデ浮き・化粧崩れ防止におすすめベースメイクBest3

フフルルニュース

メイクのプロは知っている。ファンデ浮き・化粧崩れ防止におすすめベースメイクBest3
メイクをすることは大人の女性としてのマナー。だからどんな日も欠かさず朝起きて、顔を洗い、スキンケア。さらに下地をつくってファンデーション…こんなに頑張って毎日メイクをしているのに夕方頃には、ほぼすっぴん。そんな悲しい気持ちをした経験、ありませんか?

メイクが崩れる...ファンデが浮く...というのはきっと全女性が抱える悩みなのですが、実はちょっとした工夫でメイクを美しく保つことができるのです。今回はメイクアップアーティストだからこそ知っている「ファンデ浮き・化粧崩れ防止」のためのテクニックをレクチャーします!

そもそも、なぜ化粧って崩れるの?

化粧が崩れる原因は、毛穴から出る皮脂。それがメイクと交ざって浮いてきてしまうのです。でも、汗や皮脂が出ないようにすることは不可能なので、崩れを完全に防ぐことはできません。1日化粧崩れせず綺麗な肌で過ごしたい、というのは諦めた方がいいでしょう。

でも、日々の肌のケア・ちょっとしたメイクの仕方のコツで美しさを持続させることはできます。

化粧崩れを防ぐ朝メイク!4つのコツ

1.洗顔後にしっかり肌の水分補給をする

アユーラ クリスタライジングトニック
アユーラ クリスタライジングトニック
メイクを肌に乗せる前に、ベースの肌づくりが大切です。脂性肌またはコンビネーション肌の方は顔を洗ったら、まず収れん効果のある化粧水をつけてしっかり肌を潤わせましょう。

「収れん効果」とは、毛穴を引き締める働きと、皮脂の分泌のコントロールをしてくれる効果があります。毛穴が開いていると皮脂が余計に出やすくなってテカり、メイクが崩れやすくなるので、朝は念入りにパッティングしましょう。
ただ、乾燥肌の方は収れん効果のある化粧水は余計に乾燥を招いてしまうためむきません。代わりにしっかり潤い効果の高い化粧水で保湿することが必要です。

2.乳液でしっかりと保湿

ジョンソン・エンド・ジョンソン RoC イドラプラス デストレッサント デイ
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化粧水の次は保湿。乾燥肌の方は保湿効果の高い乳液や、クリームを塗るのもいいでしょう。もともとテカリが気になる方も軽めな乳液を塗って下さい。

テカリは空調や紫外線が原因にもなります。乾燥すると肌とファンデーションとの密着が弱まり、潤いを保つため皮脂が出る…という悪循環に。特に夏場には保湿をさぼる人が多いのですが、しっかり保湿することにより皮脂の過剰な分泌を防ぐ事ができます。
また、日常的にミネラルウォーターをこまめに飲んだり、身体を潤すことを意識してみてください。肌のコンディションを常に良い状態にしておくことが、化粧持ちを良くする基本になるのです。

少量で肌がふっくら、柔らかくなります。しかもストレスや睡眠不足、加齢対策などのアンチエイジングよりです。有名ではないけど高評価ブランドです。

3.毛穴を目立たなくさせる部分下地

オルビス スムースマットベース
オルビス スムースマットベース
下地を塗った後に、部分下地を日中テカりや毛穴の開きが気になる箇所に塗ってみましょう。指先をくるくると小さく円を描くように、部分下地を毛穴に刷り込むイメージで塗るとマットな仕上がりになりカバーできます。

4.リキッドファンデ+パウダーファンデのダブルづかい

化粧って、厚く塗れば塗るほどくずれやすくなるんです。ミルフィーユのように、薄く重ねるのが1番。隠したいシミやクマ・ニキビ跡などは、厚塗りをするのではなくて、コンシーラー・リキッドファンデ・パウダーファンデなどの数種類を薄く重ねましょう。

ここでのポイントは、「スポンジ」を使ってリキッドとパウダーファンデを乗せる事。いらない油分も吸い取ってくれるので、「叩き慣らす」イメージでしっかり肌に密着させていきましょう。

スポンジの雑菌は肌荒れに繋がるので、汚れたらすぐに取り換えて、常に清潔に保ちましょう。

崩れたら潔く落とす!

上記の4ステップである程度、化粧もちは良くなりますが、最終的に崩れることは避けられません。崩れた部分は、「乳液」と「めん棒」やスポンジを使って、潔く落としましょう。全部を落とす必要はありません。
「Tゾーン」、「目の際」「目の下」、「小鼻」、「顎」、「下くちびるの頂点から口角」これらのポイントを意識して乳液を馴染ませて落としてください。

「脂とり紙」を使うのはやめましょう。皮脂は必要だから出ているものであり、あぶらとり紙で皮脂を取り過ぎてしまうと、また過剰に分泌されてしまいます。
その代わりティッシュやハンカチで優しく抑えた方が、ちょうどよいです。

プロが選ぶ優秀ベースメイク

コスメ選びの基本知識なのですが、今、流行している「ツヤ感」と「化粧持ちの両立」は無理です。ファンデーションのツヤ感の正体は「油分」。これが皮脂と合わさって、ドロドロに崩れるのです。

化粧直しをそんな頻繁にやってられない。化粧もち重視!という方は「マット」な仕上がりになるコスメを選んでください。それを使ったうえで、ツヤ感が欲しい時はクリームシャドウを使うのがオススメです。

1.ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ

ロングラスティング効果で長時間落ちにくく、仕上がりも綺麗なリキッドファンデーションです。脂性肌、混合肌の方に向きます。付けすぎるとマット過ぎてしまうので少量でOK。

ただ、保湿はしっかりしてください!じゃないとツッパリ感が出てきます。

2.THREE シマリング グロー デュオ

細な輝きできれいなツヤ感を演出できるハイライトクリームです。

濃い色をほほ骨下の影になる部分に。明るい方を目の下の高い位置に入れると、綺麗な今風のツヤ・立体感が出て絶妙な色。2色展開しています。

>>活用法の動画はこちら

3.アンブリオンス イドラマットエマルジョン

マットになりすぎないのにもちが良いのでおすすめ。少量でも伸びが良い化粧下地です。保湿しながら皮脂をコントロールして植物由来の保湿成分で肌にも優しい。乾燥肌用タイプもオススメです。

化粧持ちは肌づくりから。でもメイクは崩れるもの。

いかがでしたか?「化粧は崩れるもの」と言うとガッカリされてしまうかもしれませんが、これが真実。

でもコスメの選び方や、肌への乗せ方の基礎を知ることで崩れにくくすることはできます。
そこで考えていただきたいのが、「どんな状態が自分にとって理想」なのかどうか。人形のような毛穴1つないマットな肌?うるうるなツヤ肌?それが誰もが目指すべき肌でしょうか。

もちろん、メイク崩れのどろどろフェイスはあまり良い印象は受けないですが、人それぞれ目指すものは違って良くて、「自分らしさ」を大切にして欲しいなと思うのです。そばかすだってほくろだってチャームポイント。メイクは隠す手段ではありません。

どんな自分でいるために、どんなメイクを選ぶか。考えていただくきっかけになればいいなと思います。
文:若林あや
あるものを活かす。常識的な美の基準に合わせなくてもその人の持っている個性を生かすことをモットーとしています。見られて他人にどう思われるかというよりは、自分がどう思うか・どう在るかに重きを置きたい。正解がないので、トライ & トライする女性を増やしたい、という想いでメイクアップアーティストとして活動中。