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最高のラグジュアリーを纏う贅沢 香りを育てる楽しみ「天然香水」の魅力とは

フフルルニュース

最高のラグジュアリーを纏う贅沢 香りを育てる楽しみ「天然香水」の魅力とは
女性なら気になる香水。香りはその人を強く印象づけるスパイスですが、場合によってはマイナスになってしまうことも。TPOに合わせた香水のマナーを改めておさらいしておきましょう。

香りの印象は強く残るもの。ときに香水は言葉以上に雄弁です。100%ピュアな香水は、ワインのように熟成させることで芳醇さを増し、時間とともに香りが穏やかに移ろいでゆくといいます。天然香水のラグジュアリーな世界とともに、パルファムとオーデパルファムの違い、香水のマナーなどをおさらいしてみましょう。

クレオパトラをも虜にした香りの魔法

香水の歴史をひも解いていくと、美容や宗教儀式として重宝されてきた「香料」と深く関係していることがわかります。なかでも世界三大美女として名高いクレオパトラは、バラ風呂に毎日つかり、体臭をバラの香りに変える努力をしたことで知られています。

その後、アルコールの精製技術が確立すると、バラやユリなどの香り高い花を蒸留し、100%ピュアなエッセンシャルオイルを抽出することに成功。世界最古の薬局として知られるイタリア・フィレンツェに現存するサンタ・マリア・ノヴェッラ教会付属の薬局では、医薬品と同じ扱いでさまざまなエッセンシャルオイルが作られていました。貴族のたしなみとして用いられていた香水は、やがて合成香料の発展で量産が可能に。民衆にも香水文化が広がっていったといわれています。

パルファムとオーデパルファムの違い


香水は、アルコールに溶かした香料の割合でいくつかに分類されます。その賦香(ふこう)率によって香りの持続時間が異なります。

 

パルファム

香料の濃度が高いものを指します。香りはトップノート(肌につけた瞬間)からラストノート(半日以上経過したときに残っている香り)まで3~5時間ほど持続。

 

オーデパルファム

パルファムに次いで香料の濃度が高いものを指します。パルファムよりも濃度が低くなっているため、お求めやすい価格になっているのが特徴。トップノートからラストノートまでの香りの持続時間の目安は3~4時間ほど。

覚えておきたい香りのマナー

お気に入りの香りは、女性ならひとつはあることでしょう。毎日同じ香りをつけていると麻痺してしまい、つい、つけすぎてしまってはいませんか?香りは体温や湿度によって時間とともに変化していきます。その変化を楽しむことが香りのマナーの基本といえます。また、TPOに合わせて香りをチョイスすることも大切。食事の席では香りが強いタイプは控えましょう。香りはその人を強く印象づけるスパイスですが、場合によってはマイナスになってしまうことも。上手に香りを纏い、香りを楽しむ余裕を持ちたいですね。

比類なき極上の香り「天然香水」とは

antianti organics
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古より多くの人々を魅了してきた香水。現在、展開されているものの多くは化学合成物質が配合された合成香料になります。

 

そんな中、花が持つ個性豊かな香りだけで作られた「天然香水」にこだわったコスメテックメーカーがあります。富山県の小さな化粧品会社「アンティアンティ」は、花や葉、根などから抽出した天然の成分だけを用いて、昔ながらの丹念な手作業による伝統製法と、現代の自然科学の融合によって「アンティアンティオーガニクス」を展開しています。その特徴は、厳選した有機栽培のエッセンシャルオイルやアブソリュート、天然発酵アルコール(サトウキビ由来)などから100%ピュアな天然香水であること。

 

化学合成物質を一切使用しないその香りは、大切に保存することで、ワインのように月日とともに熟成し、まろやかな香りへと育っていきます。

 

時間をかけて、愛や想い、願いが育まれるように、月日とともに円熟味を増す「アンティアンティ」の天然香水。それは、女性が年齢を重ねることで得る美しさによく似ています。自然の恵みと人の手の温もりに育まれ熟成を続ける一瓶の香水が、ラグジュアリーな香りに―。人生に芳しいひとときをもたらす、あなただけの香りを、天然香水で育ててみませんか?

 

⇒詳しくはこちら:antianti organics

文:ねこりょうこ
ライター/エディター/フードスタイリスト
情報誌編集部員を経てフリーランスに。美容、インテリア、フードなど、スタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。ごはんと動物をこよなく愛し、今日も「おいしい」と「かわいい」を求め、日本全国を取材活動中。
【公式ブログ】
https://neko-shokudo.amebaownd.com/