趣味・こだわり

"歴史と伝統の詰まった"眼鏡フレームで知的な印象をちょこっとプラス

フフルルニュース

"歴史と伝統の詰まった"眼鏡フレームで知的な印象をちょこっとプラス
眼鏡をかけている人を見て「知的だな」と思った経験、ありませんか?眼鏡をかけただけで印象がガラッと変わった人がいたら、そのギャップが新鮮でいつもより素敵に見えてしまいますよね。そんな風に、簡単に印象を変えられる眼鏡ですが、見た目だけでなく、つくられた背景までこだわって選んでみてはいかがでしょうか。

何気なくデザインで選びがちな眼鏡。そのフレームが作られた背景を知って、周りに話すことができたら、どんなデザインのものを選ぶよりもあなたの知的イメージがグッとアップすること間違いなし!"知的な女性"を目指して、選び方にもこだわってみませんか?

 

今回は、つくられた背景のストーリーが素敵な眼鏡フレームをご紹介します。

代々受け継がれる福井県"鯖江市"のメガネフレーム

眼鏡フレーム国内シェア9割、世界シェア2割を誇る福井県鯖江市。1つ1つ職人の手で細部までこだわった眼鏡が作られており、"Made in Japan(メイドインジャパン)"ブランドを支えています。もともとは、増永五左衛門(ますなが ござえもん)という人物が、農閑期の副業として眼鏡フレーム作りを広めたのが始まり。100余年もの歴史があります。

 

そして現在、「世界の3大眼鏡産地」と称されるまでに成長を遂げました。

鯖江発!オシャレな眼鏡ブランド

OnimeganeR(オニメガネ)

OnimeganeR(オニメガネ)
OnimeganeR(オニメガネ)
60余年の歴史を持つ老舗問屋の新ブランド。「いいめがねをしよう。」をコンセプトに、メガネの全ての部品が日本で作られており、組み立てだけのMade in Japanとは一線を画す、職人の技が詰まった眼鏡です。

"OnimeganeR"のフレームには全て、"Crafted by artisans in Sabae,Japan"と刻印されてあり、「鬼気迫るほどの真剣さで、眼鏡作りに取り組んでいる」という職人に対する敬意が込められています。まさに”Made in Japan”の通り、シンプルで上質な眼鏡が揃っています。

また代表フレーム”OG7701”は、「最高のふつうは、あるか?」がコンセプトのシンプルを極めた商品です。高級素材セルロイド製のフレームで、輝きと香り、顔へのフィット感が違います。「最高のふつう」を身につける、という贅沢な眼鏡です。

TURNING(ターニング)

TURNING(ターニング)
TURNING(ターニング)
1996年に、有限会社谷口眼鏡によって立ち上げられたオリジナルブランドです。「豊富な色柄と美しい艶、そして温かみのある質感をいかにフレームに仕立てるか」をテーマに、扁平顔の多い日本人に合うように、職人が一枚一枚手でヤスリをかけた、フィット性の高いノーズパッドを使用しています。

使う人の掛け心地にこだわり、職人が丁寧に作り上げるまさに「体温の伝わる眼鏡」。レトロ、ヴィンテージといった流行りのものから、軽さ、色柄にこだわったものまで、バリエーションが豊富なのも特徴です。

AYUMI(歩・アユミ)

AYUMI(歩・アユミ)
AYUMI(歩・アユミ)
「人が使うものだから、心を込めて作り上げたい。人が使うものだから、人にやさしいものでありたい。人が使うものだから、アナログでしか表現できないものがある。」そんな究極のアナログを目指したという”歩”。眼鏡を熟知した職人の技と根気と忍耐が、存在感を放つ眼鏡を作り上げました。

鼻パッドは鼻の当たり良さを考え、一体感のある鼻パッドを、職人の手でヤスリがけをしています。テンプル(眼鏡の腕、フロントからこめかみを経由して耳に掛ける部分)には、経年変化に強いセルロイドを、芯には、錆びにくくて軽いチタンを使用。また、テンプルの先端部分をセルロイドでフタをすることで汗が入り込まない作りになっています。職人の思いが詰め込まれた眼鏡ですね。

BOSTON CLUB

BOSTON CLUB
BOSTON CLUB
「人と人との繋がりを大切に独自の眼鏡文化を築きます。」という企業理念の株式会社ボストンクラブと共に、30余年の歴史を歩んできた、"BOSTON CLUB"。地元に根ざしたものづくりはもちろん、流行りを追うのではなく、新しい商品価値を追求した眼鏡です。

「新しき伝統」というキャッチコピーの"BOSTON CLUB"。最近では、セル巻や彫金模様のフレーム、メタルとコンビ枠などは見かけないですよね。創設時の1984年当時の若者の間で流行していたデザインを守り続けているので、今と比べたら少しルーズでクラシカルなスタイルに思えるでしょう。そんな80年代のスタイルを上手く現在のデザインと融合させ、新しいブランドとして蘇らせたのが”BOSTON CLUB”です。まさに新しき、"ジャパニーズトラディショナル"ですね。

CHARMANT(シャルマン)

CHARMANT(シャルマン)
CHARMANT(シャルマン)
"CHARMANT"とはフランス語で「魅力的な」という意味。もともとは部品メーカーとして誕生しましたが、既成概念にとらわれない柔軟な発想から、総合眼鏡フレームメーカーへと転換。そんな姿勢が代表的なフレーム"LineArt CHARMANT"(ラインアート シャルマン)を作り出しました。

"LineArt CHARMANT"は、「やさしくつつまれる、心地よさ。」がコンセプト。10年以上にわたって研究をしてきたシャルマングループが、「奇跡の掛け心地」と絶賛する眼鏡です。日本人女性の膨大な頭部形状のデータから、最適なサイズと曲線を描く形状を実現。テンプル部分にしなやかなバネ性を持つため、こめかみを締め付けることがなく、優しく包み込まれるような掛け心地。そして、柔軟な素材特性が、まるでオーダーメイドのようなフィット感を実現してくれる商品です。

竹メガネ Roots

竹メガネ Roots
竹メガネ Roots
眼鏡をかけている方は「眼鏡がズレ落ちる」経験をしたことがあると思います。そんな悩みを解消するのが、"竹メガネ"。ズレ落ちるのは、鼻パッドが汗や脂で滑るため起こります。そこで、"竹"なんです。なんと、"竹"は吸収性に優れていて、「汗を吸い込み、吐き出す特性」を持っているのです。そんな"竹"を鼻パッドに使用することで、顔を上下に振ってもズレ落ちないという優れた商品なんです

また、"竹メガネ"は一見重厚感があるように見えますが、プラスチックフレームの約2分の1しか重さがありません。そして、はるかに丈夫なため、経年劣化が少なく、長い間愛される人気者的存在です。

ZEROGRA(ゼログラ)

ZEROGRA(ゼログラ)
ZEROGRA(ゼログラ)
みなさんCMなどでこの名を耳にしたことがあると思いますが、新たに3つのタイプが誕生しました。その名の通り、軽くて「無重力のかけごこち」の"ZEROGRA"ですが、折りたためないのが難点。そこで、「ヨロイバネ」という新たな技術を導入することで、今までとは違うフィット感と、折りたたんでコンパクトケースに収納できるようになりました。

また、フロント(レンズ枠全体)とテンプルが一体で、同じ素材が一続きになっているため単色のみしかありませんでした。しかし技術の進歩によって色を分けられるようになり、現在では豊富なカラーバリエーションを創りだすっことができています。そして、フレームラインを滑らかな曲線にチェンジ。女性にオススメな、自分の顔に馴染むデザインです。

やじろべえ

やじろべえ
やじろべえ
可愛くて、どこか懐かしい、レトロな丸メガネです。部品に無駄がなく、テンプルにはチタンを使用。耳当ての部分には、職人が手作りした木製の黒壇が使われており、温かみのある眼鏡です。

"やじろべえ"は、自分で瞳孔の距離を測り、サンプル眼鏡の中から好きなものを選択する、セミオーダー制です。同じ"やじろべえ"でも、その人のセンス、こだわりで眼鏡の印象がガラッと変わる、面白い商品ですね。既製品を選ぶだけの眼鏡とは違い、眼鏡作りに掛け手が参加できるのも、貴重な体験になるでしょう。

Chemistrie(ケミストリー)

Chemistrie(ケミストリー)
Chemistrie(ケミストリー)
普段使いの眼鏡に、サングラス、老眼鏡、なんていくつも眼鏡を持っている人も少なくないと思います。でも、いちいち付け替えたり、それぞれケースに入れるとなると、かさばるし、新しいのが欲しくても、また検査して、時間もお金もかかって・・・眼鏡を掛けている人なら、こういった経験があるのではないでしょうか?そんな方のためにこそ、この"Chemistrie"を是非ご紹介したいです。

"Chemistrie"はマグネット式のクリップオングラスです。フレームに合わせてオーダーメイドで作ってもらえ、マグネットによる脱着なので、簡単に色んなレンズを付け替えられます。レンズ自体もコンパクトで、持ち運びも楽々。いくつもケースを持ち歩くことから卒業してみませんか?

眼鏡の聖地、"鯖江市"の歴史と作り手の思いと共に、9本の眼鏡を紹介しました。

 

「この眼鏡欲しいな」、「この眼鏡使ってみたいな」とビビッとくる眼鏡はありましたか?眼鏡選びの際に、フレームが作られたストーリーから自分のお気に入りの1本を見つけるのも面白いかもしれませんね。「素敵な眼鏡だね」と言われたら、作られた背景のストーリーも一緒に話してみましょう。知的な印象を残せること間違いなしです。

文:涌井
1歳の子を持つママ。日々の奮闘から逃避するかのように、家族が寝静まったあと、夜な夜な溜まったドラマ、アニメを見ています。