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おえかきデビューに。赤ちゃんに安心して使わせてあげられるクレヨンの話

フフルルニュース

おえかきデビューに。赤ちゃんに安心して使わせてあげられるクレヨンの話
おえかきに興味をもちはじめたら、いよいよクレヨンの出番。最近では、野菜やお米、蜜蝋でできた、赤ちゃんにも安心して使わせてあげられるクレヨンがたくさんあります。今回は初めてのクレヨン選びのポイントや、我が家で今まで使ってきた「赤ちゃんが口に入れても安全」なオススメのクレヨンをご紹介します。
おえかきデビューの時期は人それぞれ。早くにクレヨンを与えてしまっても、「紙に描く」ということが分からずに口に入れるだけで終わってしまう場合も多いようです。

一歳~一歳半頃になるとだんだんと「クレヨンを握る」「紙の上で手を動かす」ことを理解し、それを楽しめるようになっていきます。もちろんそれも個人差があるので、お子さんの興味に応じて楽しく自由に始めてみましょう。

初めてのクレヨン選び

クレヨン
「クレヨン」は、はじめてのおえかきにぴったりの道具です。色鉛筆などに比べて柔らかいので描きやすく、赤ちゃんにとって握りやすい形になっているなど安心安全に使えるような工夫がなされているものがたくさんあります。

息子のおえかきデビューから実際に感じた、「初めてのクレヨンを選ぶときに注目したいポイント」を3つあげてみました。

1. 安全な素材でできていること

赤ちゃんは興味のあるものを何でも舐めたり口に入れてしまいます。息子も何でもまずはお口に入れて確認していました。 一般的なクレヨンには石油由来のパラフィンや界面活性剤、炭酸カルシウムなどが使われており、赤ちゃんが口に入れると危険です。なので、「口に入れても安全」とパッケージに明記されていることを確認してみてください。蜜蝋、お米、野菜、大豆などが使われているものがオススメです。
これらは万が一口に入れて食べてしまっても体に害はなく安心ですが、くれぐれも喉を詰まらせないように使用時は必ずそばで見守ってあげてくださいね。

2. 汚れづらいこと

壁や床、机など、赤ちゃんにとっては全てがキャンバスです。紙の中だけに絵を描くのが難しく、机にはみ出してしまうこともあります。注意するばかりになっては子どもも親も楽しくありません。できるだけ汚れてもいい場所、汚れてもいい服装でおえかきをさせるようにしましょう。
汚れてしまっても水で色を落とせるクレヨンや、手が汚れづらいクレヨンを用意すれば、お母さんの後片付けの負担を減らすことができますよ。

3. 描きやすいこと

まだまだ器用に手先を使えない赤ちゃん。握りやすい太さや形状のものを選んであげましょう。また、ぎゅっと握りしめたり投げたり、と激しく扱ってしまうこともあるので、簡単にポキンと折れてしまわない、丈夫なものがオススメです。
そして、まだ力を入れて描くことが難しいので、軽い力でも発色良く描けるクレヨンも魅力的です。描きやすいこと、は子どもの「楽しい」に繋がります。

我が家で使っているオススメクレヨン

実際に息子が使っているクレヨンをご紹介します。

赤ちゃんが握りやすい「ベビーコロール」

ベビーコロール
ベビーコロール
ころんとした可愛い形が印象的なベビーコロールは、20年以上も赤ちゃんのおえかきデビュークレヨンとして人気のロングセラー商品です。赤ちゃんでも握りやすい形状と、強く握っても噛んでも机から落としても折れない丈夫さが特徴。しかも手や服が汚れず、机にはみ出してしまっても水拭きで落とせすことができます。

また、口に入れてしまっても安全な材料で作られており、万が一飲み込んでしまった場合でも、真ん中にある穴から空気が通るため安心だそう。
ベビーコロール
息子は一歳2ヶ月のときにこのベビーコロールでおえかきデビューをしました。最初は紙に描くことより、積み木のように積み重ねて遊んでいました。机の上で自立する形状なので転がってしまわず、遊びやすかったようです。

そしてだんだんと紙に点を描くようになり、線を描くようになり、自分が手を動かすことでそこに新しい景色が広がっていくのを楽しむようになっていきました。

ベビーコロールは6色タイプと12色タイプが発売されています。可愛く優しい色合いが魅力の「ベビーコロール スイート」というシリーズもあるので、好みに合わせてチョイスしてみてくださいね。

野菜とお米から作られた優しい色合い「おやさいクレヨン」

おやさいクレヨン
おやさいクレヨン
おやさいクレヨン は「お米」と「野菜」が原料となっており、ひとつひとつ職人さんの手により大切に作られています。食品由来の材料なので、万が一口に入れてしまっても安全です。子どもの握力に耐えられる丈夫さがあり、べたつかないので手を汚さずにお絵描きを楽しむことができます。
おやさいクレヨン
「ねぎ」色、「とうもろこし」色など、野菜の名前がつけられており、本物の野菜粉末が入っているので、描き心地は少しザラっとしています。色合いも自然由来の優しいものになっています。

「これはにんじんだね」「これはきゃべつだね」と、食べ物に興味をもちだした息子と一緒に、野菜の名前とリンクさせながらおえかきを楽しんでいます。

パッケージがとても可愛いので、プレゼントにも喜ばれそうですね。

発色が美しい「シュトックマー」

シュトックマーのクレヨン
シュトックマーのクレヨン
シュトックマーのクレヨンは、世界中の幼稚園で使われており、高い信頼を得ている商品です。農薬などの有害物質が含まれていない天然の蜜蝋でできており、色素は食品の着色として認可されたものだけを使用しています。食品基準でつくられているので赤ちゃんが舐めても安心です。

べたつかないので手が汚れず、子どもが強い力で握ったり机から落としても折れない丈夫さもあります。
シュトックマーのクレヨン
シュトックマーの一番の魅力はその発色の良さです。体に優しい素材で作られたクレヨンはどうしても色が薄いイメージなのですが、この商品は色合いがとても鮮やかです。透明感があるので、重ね塗りで中間色を作ったり、グラデーションを楽しむこともできます。

息子はまだ、上手に力を入れておえかきするのは難しいのですが、このクレヨンは軽い力でも鮮やかな色が出るのでとても嬉しそうです。
シュトックマーのクレヨン
入れ物や本数違い等、バリエーションも様々。缶ケースに入っているものはお出かけの際に持ち運ぶのにも便利です。積み木のような形のブロックタイプは0歳からのおえかきデビューにもオススメ。

その他にも、「山田養蜂場のみつばちクレヨン」や「ハニースティックス」、「クレヨンロック」など、『口に入れても安全』と明示されている自然由来のクレヨンが多く発売されています。
クレヨン
自由な発想で絵を描き自己表現することは、子どもの感性が育まれていく上で大切なことです。親子で一緒にお絵かきをすることで、楽しいコミュニケーションも生まれます。成長とともに色使いやタッチ、描く内容は変化していきます。おえかきを楽しみながら、子どもの健やかな成長を見守りたいですね。

⇒詳しくはこちら:
 ベビーコロール
 おやさいクレヨン
 シュトックマー
文:きなこ
一児の母。家族や暮らしのひとこまなど日常の風景を日々撮影している。美味しくて体に優しいおやつを作って食べることが好き。夫婦でものづくり作家として活動もしている。