味噌に醤油といえば、毎日の食卓で大活躍する調味料。お米はもちろんお肉やお魚など、さまざまな食材に合うのが特徴です。今回はそんな味噌と醤油の魅力と、これらの調味料をメインで使用した炊飯器レシピをご紹介します。
身近な調味料、"味噌"はこんなにすごかった
味噌は、古くから日本人の食生活と密接に関わってきた調味料のひとつ。その歴史は非常に古く、432年の文献には現在の"味噌汁"のルーツに当たる食べ物の記載があるのだそう。そんな味噌には、古くから"日本人のスタミナの源"と考えられているほど、さまざまな栄養成分が豊富に含まれています。
一例をあげると、以下の通りです。
一例をあげると、以下の通りです。
●タンパク質(アミノ酸、ペプチド)
タンパク質は、ヒトの体を形成する重要な栄養素のひとつ。丈夫な髪の毛や爪を作ったり、健康な筋肉を作ったりするのに欠かせません。この他、血管の弾力性を保ってしなやかにする効果や、高血圧を予防する効果も期待できます。
●ビタミンE
肌や体を老化させる"過酸化脂質"の生成を抑制する働きがあります。高い抗酸化効果が認められているため、アンチエイジングに熱心な方におすすめです。加えて、血液中のコレステロールが酸化するのを防ぎ、動脈硬化を予防する効果も期待できます。
●イソフラボン
女性らしい美しい体や肌を作るのに欠かせないのが、イソフラボンです。イソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンとよく似た働きをすると考えられています。バストアップ効果や生理痛の緩和の他、抗酸化作用も期待できます。
どんなお料理でも大活躍、万能調味料"醤油"
醤油といえば、味噌と同じく日本人になじみのある調味料です。醤油は小麦と大豆を原料とし、こうじ菌や乳酸菌、酵母といった菌類の発酵によって作られます。醤油独特の深みには、"発酵度"が大きく関係しています。醤油の発酵が進むと、ブドウ糖の甘みやペプチド類の苦味、乳酸独特の酸味が絶妙に合わさり、味わい深い醤油ができあがるのです。
一口に醤油といっても、その種類はさまざま。多種多様なお料理に使われるオーソドックスな濃口醤油をはじめ、香りや色があっさりとして控えめな淡口醤油、独特の香りととろみが特徴のたまり醤油など、全5種類に分けることができます。お料理によって使い分けることで、それぞれの醤油が持つ個性が引き立ち、さらに美味しいお料理に仕上げることができるのです。照り焼きやお刺身には濃厚な風味のたまり醤油がおすすめで、鯛めしや炊き合わせなどのお料理には食材の味を引き立てる淡口醤油がおすすめです。
醤油の持ち味といえば、"どんな食材にも合う"という点。味や色、香りのバランスが絶妙で、さまざまな食材と調和します。過剰に自己主張しない、どの食材の味付けにもマッチする使い勝手のよさも魅力のひとつです。
一口に醤油といっても、その種類はさまざま。多種多様なお料理に使われるオーソドックスな濃口醤油をはじめ、香りや色があっさりとして控えめな淡口醤油、独特の香りととろみが特徴のたまり醤油など、全5種類に分けることができます。お料理によって使い分けることで、それぞれの醤油が持つ個性が引き立ち、さらに美味しいお料理に仕上げることができるのです。照り焼きやお刺身には濃厚な風味のたまり醤油がおすすめで、鯛めしや炊き合わせなどのお料理には食材の味を引き立てる淡口醤油がおすすめです。
醤油の持ち味といえば、"どんな食材にも合う"という点。味や色、香りのバランスが絶妙で、さまざまな食材と調和します。過剰に自己主張しない、どの食材の味付けにもマッチする使い勝手のよさも魅力のひとつです。
炊飯器で挑戦! 味噌・醤油を使ったおすすめ料理
食材や料理の種類問わず、さまざまなメニューで重宝する味噌や醤油。食材の味付けはもちろん、素材の味を引き出すのにも大活躍します。以下では、味噌と醤油、炊飯器を使ったおすすめレシピ3品と、おすすめの味噌と醤油をご紹介します。
●炊飯器で失敗知らず! サバの味噌煮(2~3人分)
材料を炊飯器に入れるだけでできる、お手軽・簡単なサバの味噌煮。時短で美味しいレシピをお探しの方におすすめです。
【材料】
- サバ ・・・ 3切れ
- 生姜 ・・・ 適量
- 水 ・・・ 90ml
- お酒 ・・・ 90ml
- 長ネギ ・・・ 1本(青い部分のみ)
- 味噌 ・・・ 大さじ2杯
- 砂糖 ・・・ 大さじ2杯
- 梅干し ・・・ 1~2個
【作り方】
- まず、サバの臭みを取っていきます。90℃程度の熱湯をサバにかけ、お箸でサッとひと混ぜします。その後水にさらし、臭みの元となる血合いやヌメリを洗い流します。これで、臭み取りの作業は完了です。
- 炊飯器に水、お酒、砂糖、味噌を入れてよく混ぜます。サバには包丁でバツ印の切り込みを入れ、塩を適量ふりかけ10分置きます。
- 炊飯器にサバと皮ごとカットした生姜、長ネギを入れて普通炊きモードのスイッチを押します。ここで注意したいのが、炊飯器のタイプ。炊飯器によってはエラーが出てしまうケースがあるので、事前に炊けるかどうか確認しておく必要があります。
- 炊きあがったら、しばらく保温モードで放置。こうすることで、サバに味がより染み込みます。 サバを器に盛り付け、タレ汁をかければ完成です。
「ひと味変わったサバの味噌煮を作りたい」という方には、上記のレシピに梅干しを加えたものがおすすめ。2の工程の際に、適当な大きさにちぎった梅干しの果肉を加えます。たったこれだけで、梅干しの程よい酸味がアクセントになった、さっぱり風味のサバの味噌煮になります。
サバの味噌煮は、サバの旨みと味噌の味わいを一度に楽しめる料理。シンプルだからこそ、お料理に使用する味噌にもこだわりたいところです。
サバの味噌煮は、サバの旨みと味噌の味わいを一度に楽しめる料理。シンプルだからこそ、お料理に使用する味噌にもこだわりたいところです。
1,200円
「あづみ野の味みそ」は、老舗の醤油醸造店・丸山味噌醤油醸造店から発売されている手作り味噌。無農薬で育った信州安曇野産の大豆とコシヒカリを100%使用し、そこに沖縄・久米島沖の海洋深層の塩と配合しています。口当たりがまろやかで、サバの味噌煮はもちろん、味噌汁などさまざまなお料理で重宝する、おすすめの一品です。
530円
「信州玉造りみそ」は、長野県産の大豆とコシヒカリ米をふんだんに使用した味噌。蒸した大豆を丸め、天然の酵母菌を付着させて味噌を発酵させる手法"玉造り"で作られています。味付けや煮物のベースにぴったりな独特の芳香とまろやかな風味が特徴の一品です。
●健康志向さんにぴったり♪ 彩り豊か醤油炊き込みご飯(2~3人分)
醤油の香りが食欲をそそる炊き込みご飯。さまざまな具材が織りなす鮮やかな色合いが、食卓を彩ります。
【材料】
- 米 ・・・ 2合
- タケノコ ・・・ 1/3~1/2個(なければレンコンでも可)
- ごぼう ・・・ 1/3 本
- 絹さや ・・・ 1/3 パック
- にんじん ・・・ 1/3 個
- 醤油 ・・・ 大さじ1杯
- 酒 ・・・ 大さじ1杯
- 白だし ・・・ 大さじ3杯
【作り方】
- はじめに、具材をカットしていきます。ごぼうは味がよく染み込むよう笹がきに、タケノコとにんじんは薄めの短冊切りにしましょう(レンコンを使用する場合は細かい各切りにし、食感を楽しめるようにしましょう)。なお、絹さやはあらかじめ茹でて、筋を取っておきます。
- ごぼう、タケノコ(レンコン)は、カットした後にアク抜きを行います。塩入の熱湯で茹でてアクを出したら、すぐに冷たい水にさらして色止めを行いましょう。これでアク抜き作業は完了です。
- お米を研いでしっかり水を切ったら、新しい水で浸しておきます。水につける時間は30分がベスト。30分置いたら、絹さや以外の具材と醤油、酒と白だしを加えて、炊飯器で普段どおり炊きます。
- 炊きあがったら、茹でておいた絹さやをトッピングして完成です。
「無農薬原料醤油 淡口 極味(きわみ)」は、無農薬の大豆と小麦を贅沢に使用した淡口醤油。厳選されたこだわりの原料を、1年間丁寧に熟成させて作られています。炊き込みご飯や鯛めしなど、各種ご飯ものの味付けにおすすめです。
醤油を使った炊き込みご飯を作る際は、上記のような淡口醤油がおすすめ。食材の味を邪魔せずに、醤油ならではの風味を表現します。
醤油を使った炊き込みご飯を作る際は、上記のような淡口醤油がおすすめ。食材の味を邪魔せずに、醤油ならではの風味を表現します。
●美味しくてヘルシー! 大根と鶏手羽元の煮物(2~3人分)
お肉と野菜の栄養素を美味しく摂れる煮物料理。手間暇がかかると思われがちですが、炊飯器で簡単に作ることができるのです。
【材料】
- 鶏の手羽先 ・・・ 6本
- 大根 ・・・ 1/3本
- うずらの卵(水煮) ・・・ 5個
- 昆布 ・・・ 10センチ四方1枚
- 酒 ・・・ 大さじ2杯
- オリゴ糖 ・・・ 大さじ1杯(※蜂蜜でも可)
- 醤油 ・・・ 大さじ2
- みりん ・・・ 大さじ2杯
- めんつゆ ・・・ 大さじ1杯
- 水 ・・・ 180cc
- 生姜チューブ ・・・ 小さじ半分
- 小葱 ・・・ 適量
【作り方】
- 大根を厚さ2~3センチ程度の輪切りにして皮をむいていきます。その後半月型に切り、面取りをします。
- うずらの卵、大根、鶏手羽元、ハサミで切り込みを入れた昆布を炊飯器に投入。続けて酒、オリゴ糖または蜂蜜、みりん、めんつゆ、水も炊飯器に入れ、普段どおり炊きます。
- 炊きあがったら、生姜を入れてサッとかき混ぜます。器によそったら、鶏手羽先と大根の煮物の完成です。
このレシピのポイントは、砂糖ではなくオリゴ糖または蜂蜜を使用するところ。オリゴ糖や蜂蜜は砂糖よりもカロリーが低いため、煮物をよりヘルシーに仕上げます。特にダイエット中の方におすすめのワンポイントです。また、オリゴ糖や蜂蜜を使うと食材にツヤが出るため、より食欲をそそる出来栄えに仕上がります。
また、大根の代わりに冬瓜を使うのもおすすめです。冬瓜といえば、煮物やスープなどでよく使用される野菜のひとつ。冬瓜そのもののカロリーがとても低いため、ダイエット中に心強い味方となってくれます。この他、高血圧予防効果や利尿作用が期待できる"カリウム"が多く含まれているなど、健康面への効果が望める栄養素も豊富に含んでいます。
「信州の手造り無添加醤油 「淡口」」は、厳選した長野県産大豆"ナカセンナリ"と、長野県産小麦"シラネコムギ"を使用した無添加醤油です。大豆、小麦、塩などの原材料はすべて国産で、100年以上受け継がれてきた伝統の職人技で、1年間熟成させています。煮物の他、お吸い物などのお料理にもおすすめの一品です。
今日から挑戦できる、おすすめ炊飯器レシピ
味噌や醤油は、毎日の食卓に欠かせない大切な調味料です。味噌や醤油を味付けのメインに据えて、炊飯器で作れる簡単レシピに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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