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「魔法の急須(宝瓶)」でいつものお茶をもっと美味しく!

フフルルニュース

「魔法の急須(宝瓶)」でいつものお茶をもっと美味しく!
いつものお茶をもっと美味しく淹れてくれる「魔法の急須」を紹介します。お茶本来の美味しさを味わいながら、ほっと一息入れませんか。

毎日の食卓や楽しいおしゃべりタイムには、やっぱり緑茶が欠かせません。訪問先などで、さりげなく出された緑茶の美味しさに、改めて感動したことはないでしょうか。一杯の緑茶を飲んだだけで「どんな人が淹れてくれたんだろう?」「きっと素敵な方なんだろうな」と、なんだか幸せな気持ちにしてくれます。

煎茶の味を最大限に引き出す持ち手のない急須

おぶぶの宝瓶と玉露茶碗のセット
おぶぶの宝瓶と玉露茶碗のセット

そんな幸せなひとときを演出する美味しいお茶を、誰でも淹れることができる、「魔法の急須」を見つけました。その名も「おぶぶの宝瓶(ほうひん)」。京都の宇治茶専門店、京都おぶぶ茶苑で取り扱っている急須です。

 

「宝瓶」とは持ち手のない急須のことで、家庭ではあまり使われていないめずらしい形をしています。でも、持ち手をなくすことは、お茶を美味しく淹れるための機能性を追及した特別なフォルムなのです。

「お茶汲み」と聞くと、「そんなの簡単!」と思うかもしれませんが、美味しいお茶を淹れるのって、実はとても難しいことなんです。一番気を遣うのが、お茶を淹れる時のお湯の温度。煎茶は60度程度の低温がいいとされています。

 

この魔法の急須「おぶぶの宝瓶」は、誰が淹れても煎茶の美味しさを最大限に引き出せるようにつくられた急須です。煎茶にちょうどいい50度のお湯は、急須を手で覆うようにして持てるくらいの温度。煎茶で美味しいお茶を淹れるには、持ち手は必要ないのです。

口の中に広がるまろやかな甘さのうまみ

日本茶インストラクターも使っている本格的な急須ですが、その使い方はとってもカンタン! まずは、茶碗にお湯を注いで温め、お湯の温度を下げてから茶葉の入った宝瓶に注ぎます。1分から1分半ぐらい待ち、お茶を抽出します。ふたを取って中の茶葉を確認し、6割くらい開いてきたら一煎目を淹れる頃合いです。先ほど温めた茶碗に少しずつ「回し注ぎ」をしていきます。茶碗は、玉露用の少し小さなものがおすすめです。

 

この宝瓶で淹れたお茶は、まろやかな甘さがあり、口の中に広がるうまみをじんわりと楽しめます。いつもの急須で淹れたお茶とはまったく味わいが違います。二煎目は、直接お湯を注ぎ、茶碗に注ぎ分けましょう。一煎目とはまた違った、茶畑を思わせるようなすがすがしい香りに、きっと驚くことでしょう。

「おぶぶの宝瓶」は、1300年以上の歴史がある美濃焼き。三重県四日市市にある、丸栄竹尾商店という急須問屋でつくられています。丸栄竹尾商店で取り扱われている急須の種類は、なんと1,500種類。この「おぶぶの宝瓶」を含め、急須に関する特許を多数持っている、まさに日本一の急須屋さんです。

美味しいお茶を楽しむうちに、茶葉やお茶請けの菓子などにも、きっとこだわりたくなることでしょう。ちょっと茶器にこだわってみると、お茶の時間そのものを楽しめるようになるはず。そんなゆったりとした時間が、暮らしに余裕をもたらしてくれるかもしれません。飲む人を幸せな気分にしてくれる一杯のお茶。「おぶぶの宝瓶」を使えば、きっと上品なおもてなしができることでしょう。

 

⇒詳しくはこちら:京都おぶぶ茶苑

文・藤田千穂
ライター・プランナー/1977年香川県生まれ。ウエディングプランナー、地元TV局の広報・番組デスク、印刷会社のディレクターを経て、結婚を機に独立。徳島、香川を中心に地域プランニングや情報誌のライターとして活動中。