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離乳食作りに便利な「オートミール」の話

フフルルニュース

離乳食作りに便利な「オートミール」の話
オートミールはダイエット食品、健康食品として注目されていますが、赤ちゃんに不足しがちな栄養価が高いことから、離乳食にもぴったり。しかも調理もとても簡単なんです。今回は子どもと一緒にママも食べたくなる、オートミールを使用した我が家の定番離乳食について紹介したいと思います。
海外ではよく食べられているオートミール。最近は日本でも人気が出てきましたが、まだまだ身近な食材ではないかもしれません。

オートミールとは、オーツ麦を脱穀した後に蒸して潰したもの。ビタミン・ミネラル・食物繊維・鉄分などが非常に豊富です。

玄米と比較すると、食物繊維は3.5倍、カルシウムは5倍、鉄分は2倍と非常に栄養価の高が高いことがわかります。便秘解消やダイエット効果も期待できるので、女性には嬉しいですね。

離乳食初期から食べられる「オートミール粥」

オートミールは離乳食初期から使用できる食材のひとつ。水や牛乳と混ぜて少し煮るだけで簡単におかゆが作れるんです。

電子レンジで加熱する方法もあり、忙しいママの強い味方になってくれます。離乳食の初期では牛乳の代わりに粉ミルクで作ると、優しい甘さで赤ちゃんでも食べやすいですよ。

今回は我が家の定番メニュー、豆乳ときなことバナナを使ったオートミール粥をご紹介します。
豆乳ときなことバナナのオートミール粥
豆乳ときなことバナナのオートミール粥
【材料】
  1. 豆乳:100cc
  2. バナナ:1/2本
  3. オートミール:大さじ2
  4. きなこ:大さじ1
【作り方】
  1. 容器に材料を全て入れ、バナナはフォークの背などで潰します。
  2. ラップをしてレンジで1分半加熱し、トロトロになれば出来上がり。

大人用にはハチミツやメープルシロップをかけると、風味が増して美味しいですよ。
ベビーフードのとうもろこしやかぼちゃなどのペーストを加え、豆乳や牛乳と合わせて作るとさらに簡単で栄養価も高く、離乳食がなかなか進まないときにも活躍してくれました。

離乳食中期以降には、お出汁にひき肉や刻んだ野菜、オートミールを入れて、和風粥、中華粥を作ることもできます。

トマトジュースを少し加えて洋風トマトリゾットにするなど、バリエーション豊かに楽しむことができますよ。

手づかみ食べに便利な「オートミールおやき」

オートミール粥を固めに作り、丸めてフライパンで焼くことで、手づかみ食べにもぴったりなおやきを作りましょう。

バナナを入れれば甘いおやつ系おやきに、しらすやひじき、青のりなどを入れるとおかず系のおやきになり、簡単に色んな種類のおやきを作ることができます。
しらすと小松菜とごまのオートミールおやき
【材料】
  1. オートミール:大さじ3
  2. 出汁か水:大さじ4
  3. 塩抜きしたしらす:大さじ1
  4. 湯がいで刻んだ小松菜:大さじ1
  5. 白ごま:小さじ1
【作り方】
  1. 材料を全て容器に入れてラップをし、レンジで1分加熱します。
  2. スプーンで成型し、油をしいて熱したフライパンで両面を焼いたら出来上がりです。

オートミールを使ったアレンジおかず

いつも作るおかずにオートミールを少し加えることで、美味しく簡単に栄養をたっぷりとることができます。ハンバーグや餃子、クリームシチューやグラタンなどがおすすめです。
オートミール入り鶏ハンバーグ
【材料】
  1. 鶏ひき肉:60g
  2. オートミール:大さじ2
  3. 豆腐(レンジで加熱し水切りしたもの):30g
  4. 玉ねぎ:1/6個
  5. 塩:少々
【作り方】
  1. みじん切りにしてレンジで加熱した玉ねぎと、他の材料を全て混ぜ合わせてこねます。
  2. 丸く成型し、フライパンで両面を焼いたらお皿に盛り付けます。

おやつ作りにも便利なオートミール

オートミールはおやつ作りにも活躍してくれます。オートミールを使ったクッキーやケーキ、スコーンなどヘルシーで美味しいおやつは、子どもも大人も一緒に楽しむことができますよ。
オートミールクッキー
【材料】
  1. オートミール:70g
  2. 薄力粉:大さじ3
  3. 砂糖:大さじ2
  4. サラダ油:大さじ2
  5. 水:大さじ2
【作り方】
  1. 材料を全てよく混ぜ合わせ、クッキングシートの上にスプーンで丸く平らに並べます。
  2. 180度に予熱したオーブンで20分焼いたら、オーブンの中に入れたまま冷ましましょう。
  3. 大人用はナッツや干しぶどう、チョコチップを入れても美味しいですよ。

手軽に栄養たっぷりの離乳食を作ることができる「オートミール」。乾燥したままの状態で常備しておけるのでとても便利な食材です。離乳食におやつに朝食に、ぜひ試してみてくださいね。
文:きなこ
一児の母。家族や暮らしのひとこまなど日常の風景を日々撮影している。美味しくて体に優しいおやつを作って食べることが好き。夫婦でものづくり作家として活動もしている。