インパクトのあるキャッチフレーズの通り、座ると体が包み込まれるような感覚で、一度座ってしまうとなかなかそこから起き上がることができません。その心地よさはまるで何か魔力があるかのよう。
今では手のひらサイズから、複数人がゆったり座ることができるほどの巨大な物まで、様々な種類が販売されています。「無印良品」「ニトリ」「yogibo(ヨギボー)」あたりが有名でしょうか。価格、デザイン、大きさ、そして中に入っているマイクロビーズの量と質など、メーカーによって違いがあります。
特にマイクロビーズの量と質で、体が包み込まれるかのごとくほどよく沈んでくれるか、長期に渡ってへたらず状態が保たれるかに差がでるようです。また、カバーの質感も気持ちよさを左右します。どれくらいのやわらかさが自分の好みなのか、どの大きさが自分の家に合っているのか、お店で実際に体感してみることをオススメします。
妊娠中の体を優しくサポートしてくれたビーズクッション
私は妊娠初期から出産当日までつわりが激しく、大きなお腹が苦しいのと息苦しいのとで夜なかなか眠ることができませんでした。そんなときに私がお世話になっていたのが、「mogu ママ ホールディングピロー」という抱き枕型のビーズクッションです。
「シムスの体位」という、妊娠中お腹の大きなママが楽に眠ることができると言われている姿勢がありますが、その姿勢をとりやすいように特殊な形に設計されています。
天然のヨモギエキスが配合されているカバーはさらりとしていて柔らかく、優しい肌触りです。横になって体を丸くし、このクッションに抱きついていると、とてもリラックスできました。
産後の授乳や添い寝に大活躍してくれたビーズクッション
産後ボロボロの体でいきなり始まる、24時間休みなしの母親業ですが、私は特に深夜の授乳に体の辛さを感じていました。
そこで活躍してくれたのがこの「人をダメにするソファ」。もたれかかりながら授乳をしたり、息子を腕枕した状態で一緒に横になって添い乳をしたり……。そのままウトウトしてしまう、なんてこともありました。
マイクロビーズのおかげで腕は痛くならず、息子を起こさずに腕を抜き取ることも容易です。
「人をダメにするソファ」の魔力は赤ちゃんにも通用するようで、息子はよくこのソファの上で気持ち良さそうにスヤスヤ眠っていました。
我が家では、ニトリのビーズソファ本体を、無印良品の「体にフィットするソファ ミニ」のカバーで包んで使っています。我が家にはちょうどよいサイズ感とほどよい沈み具合、デザイン面もコスト面でもお気に入りの方法です。
写真はないのですが、赤ちゃんの寝かしつけや授乳を目的に作られたビーズクッション、「おやすみたまご」も人気のようです。
赤ちゃんの体をママのお腹の中にいたときのCの形に保ってくれるので、安心してぐっすり眠られる構造になっています。また、体が沈みすぎないように安全性も考えられた商品です。
ビーズクッションと我が家の暮らし
先日一歳になった息子ですが、今でも変わらず授乳のときや、一緒に横になってお昼寝をするときにビーズクッションはとても役立っています。
息子もいっぱい遊んで自らビーズクッションの上で力尽き眠ってしまうことも。私も家事の合間に座ってホッとリラックスしています。
決して広くない我が家ですが、ソファの代わりにビーズクッションを置くことで、部屋を広々と使うことができています。息子もハイハイで思いきり部屋の中を動きまわることができます。
新たな「人をダメにするソファ」の出現
「人をダメにするソファ」として新たに話題になっているニトリの「モチモチクッション」。その名の通り、モチモチの感触は誰もがトリコになってしまいます。息子もまんまとその罠にかかり、パフっとしがみついては頬ずりをして、モチモチの感触を堪能しています。
大人も赤ちゃんも気持ちいいと感じるものは同じなのですね。このように我が家の日々の暮らしにすっかり溶け込んでいるビーズクッションたち。これからもまだまだ活躍してくれそうです。