思わず誰かに話したくなるものを選ぶ
「目上の方に渡すのであれば、品格のあるものやよく知られているメーカーのものを手みやげにすると良いと思いますが、同僚や友人に渡すのは、話題性があるものや、手みやげでもらったことを誰かに話したくなるようなものが良いでしょう」と、三浦さん。
三浦さんいわく、手みやげは"コミュニケーションツール"。なので、三浦さんが手みやげを選ぶときには、どこのもの(生産・製造地)で、どこにこだわりがあって(素材・製法など)、どうして自分はこれを選んだのか、ちゃんと理由を考えて渡しているそうです。
そして、受けとった人が「こういう素晴らしいものをいただいたの!」と思わず誰かに話したくなれば大成功。やはり、記憶に残る手みやげを贈りたいですよね。
こうして三浦さんのお眼鏡に適った商品たちは、美味しいのはあたりまえ、ちょっとした遊び心やパッケージの妙に三浦さんのセンスの良さを感じます。手みやげから話に花が咲けば、いっそう場が楽しくなるでしょう。
三浦さんが選んだ5商品はこちら!
まめや金澤 萬久の豆菓子
ひとつひとつ手書きで描かれた豆箱に入っているのは、種類豊富で組み合わせ自由な豆菓子。北陸を中心に展開する「まめや金澤 萬久」の豆菓子は、石川の肥沃な土地が育んだこだわりの素材を使用。
「この箱がかわいいでしょ? 食べ終わったあとも大抵小物入れなどとしてとっておいてもらえるのが嬉しいですね。値段も大きさもお手頃なので、ちょっとしたお礼やご挨拶にもいいですよ」
能登の黒豆甘納豆 有機大豆の炒り豆・乙豆 葉山葵&磯海苔
価格:パンダ 840円 ありがとうございます 945円
お問い合わせ:萬久本店 076-224-8989
野菜チップスあじ塩・カリー + 果物チップスセット
「若い人は野菜チップスが好きだから(笑)」というのが三浦さんのセレクトの理由。いえいえ、みんな大好きですよ!
「小さいお子さんがいるご家庭にもいいですね」
減圧フライ製法で素材本来の色や風味を損なわずに揚げた野菜チップスは、おつまみにも、おやつにも合わせられて優秀なのです。
価格:2000円(税込)
お問い合わせ:麻布野菜菓子 03-5439-6499
ドクターディムース マンゴースパークリングワイン
ホームパーティーの乾杯で飲みたい、果実感たっぷりの芳醇でみずみずしいスパークリングワイン。
「ワインの味が苦手な人でも、マンゴーのスパークリングなら大丈夫という方は多いですよね」
他に、ピンクグレープフルーツやブルーベリーのスパークリングワインも販売中。
価格:1155円(750ml)
お問い合わせ:木下インターナショナル株式会社 075-681-0721
お濃茶フォンダンショコラ「生茶の菓」
京都は宇治・白川のお濃茶とミルキーなホワイトチョコがベストマッチ。冷たく冷やせばまるで生チョコレートケーキのような味わいに。コーヒーでも日本茶でも合いそう。
「京都の店舗と通信販売、オンラインショップのみという限定感もいいのです!」
価格:9個入り 1890円(税込)
お問い合わせ:京都北山マールブランシュ 0120-139-399
バームクーヘン
「サイズが豊富なので、人数に応じて大きさを選べるのがいいですよね」
滋賀の老舗和菓子店の洋菓子部門「クラブハリエ」のバームクーヘンはまさに話題の逸品。ふんわりしっとりとした口どけの良さが特徴で、お子さんにも喜ばれそう。滋賀に住んでいたことのある三浦さんが、ついついご贔屓にしてしまう手みやげの定番なのです。
価格:2100円(税込)
お問い合わせ:クラブハリエ 0120-559-160
もっと気軽に手みやげを贈り合えるようになれば、相手とのコミュニケーションも円滑になるでしょう。贈る目的さえはっきりしていれば高価なものでなくても良いのです。心に留めておきたいのは、手みやげとは「感動や感謝の共有」であるということ。決して押し付けがましいものではないということをお忘れなく。
マナーや作法もあまり堅苦しく考えず、TPOに応じて変わるものだと捉え、最低限のことを頭に入れておくとスマートな立ち振る舞いができるそうです。あとは実践あるのみ。さぁ、目指せ手みやげ名人!
※本文中の価格は、2014年2月現在の税率5%での表記です。
文・海老原悠 写真・長谷川祐也