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沖縄ならではの味わいを堪能。伝統工芸が身近にある暮らし

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沖縄ならではの味わいを堪能。伝統工芸が身近にある暮らし
全国有数の観光県として知られる沖縄。そんな沖縄には、やちむんや紅型、琉球ガラスといった独特の伝統工芸が数多くあります。そんな奥深い伝統工芸の世界を覗いてみませんか?

独自の文化を持つ沖縄県は、個性的な伝統工芸が多く残されている場所でもあります。それらの伝統工芸はお土産としてはもちろん、日用品としても大活躍するアイテムです。初心者でも「オキナワンテイスト」を気軽に取り入れられる、個性的で魅力あふれる伝統工芸品をご紹介します。

お土産にも、普段使いにも最適な一品たち

やちむんや紅型、琉球ガラスといった工芸品は、沖縄のお土産品店などでもよく見かける商品です。しかし、なかには「名前しか知らない」という方もまだまだいるかと思われます。それぞれの工芸品には、当然ながら独特の歴史や由来があるのです。

やちむん

"やちむん"とは、沖縄の方言で"焼き物"のこと。土の表情が残る陶器であり、独特の温かみや素朴さを感じられる伝統工芸です。

昔ながらの壺や水瓶をはじめ、シーサーや各種の食器などさまざまなアイテムが作られています。

やちむんの歴史は、400年ほど前の琉球王国時代にまで遡るといわれています。琉球王国の滅亡や戦後の混乱をくぐり抜けたやちむんは、昔ながらの素朴さと現代的な魅力を併せ持つ伝統工芸品として愛されています。

 

紅型

色鮮やかな色彩が特徴の"紅型(びんがた)"は、沖縄を代表する染め物です。

沖縄の海や太陽、草花などの自然をカラフルな色彩で表現した染め物は、一度みたら忘れられないインパクト。その起源は、14~15世紀頃にまで遡るといわれています。中国や東南アジア諸国など外国文化の影響と、沖縄独自の染め物技術が発展して生まれたのが現在の紅型です。

ハンカチはもちろんTシャツやエプロン、シュシュなどさまざまな商品が展開されているという点が紅型の魅力のひとつです。これらのグッズであれば、伝統工芸の独特な味わいを手軽に暮らしのなかに取り入れることができます。

 

琉球ガラス

沖縄のガラス製造は明治時代に始まったとされ、本土からやってきたガラス職人たちの技術が広まったのがきっかけだとされています。やがて時が流れ、沖縄のガラス製造は在留米軍がもたらしたコーラ瓶やビール瓶の再生を背景として発展します。

琉球ガラスの独特な厚みやカラフルな色合いは、こうした背景があって生まれました。在留米軍人たちから人気を集めた琉球ガラスは、時を経て日本本土やアジア諸国の観光客からも愛されるお土産となっています。

 

オキナワンテイストを堪能できるKufuuの食器たち

沖縄の伝統工芸のなかでも、オキナワンテイストを日常に取り入れるなら個性的な見た目が美しい「食器」が特におすすめです。食器ならば毎日使うものであるため、さりげなく気軽にオキナワンテイストを取り入れ、堪能することができます。

 

ギャラリーショップ"Kufuu"から発売されているやちむん・琉球ガラス。

 

やちむんや琉球ガラス、紅型や漆器など沖縄の伝統工芸品を販売している通販ショップです。商品は職人さんが一つひとつ丁寧に作っている"手作り品"であるため、それぞれに違った味や趣があるのが特徴。

沖縄の陶器(やちむん) 「7寸皿 (緑釉)」
沖縄の陶器(やちむん) 「7寸皿 (緑釉)」

「7寸皿 (緑釉)」は、直径21.5cm、高さ4.5cmというサイズの7寸皿です。

 

汎用性が高く、カレーライスやオムライス、パスタやチャンプルーなどさまざまなお料理を盛り付けるのにピッタリ。

 

表面はつやつやとした手触りで、やちむん独特の質感があります。お皿にはやわらかな色合いの模様が描かれており、上品ながらも華やかな存在感があります。

沖縄の琉球ガラス 「一口ビアグラス」
沖縄の琉球ガラス 「一口ビアグラス」

「琉球ガラスの食器が欲しい」という方には、"一口ビアグラス"がおすすめ。

 

鮮やかなブルーが印象的なこのビアグラスは、廃ビンガラスを再利用したグラスです。やや小ぶりで独特の重みがあり、使い慣れたグラスのように手に馴染みます。これによく冷えたビールや冷酒を注げば、さらに涼し気な印象のグラスに。「一度にたくさんお酒を飲む」というよりも、「少しずつゆっくりお酒を飲む」といった楽しみ方にピッタリのグラスです。琉球ガラスのビアグラスを使って、暑い夜の晩酌を涼しく演出してみてはいかがでしょうか。

普段使いできる工芸品で、生活を彩ろう

"伝統工芸"と聞くと、少し堅苦しいイメージがありますよね。しかし、沖縄の伝統工芸品はどれも親しみやすく日常でも活躍するものばかりです。なかでも、気軽にオキナワンテイストを楽しめる食器は特におすすめです。

 

ぜひこの機会にこれらの工芸品を使って、個性的なオキナワンテイストを気軽に堪能してみませんか?日常に華を添えられることまちがいなしですよ。

⇒詳しくはこちら:gallery shop kufuu

文:Anzu Nakamoto
沖縄生まれの沖縄育ち、映画と絵を描くこととコーヒーが好きな20代女子です。