ハッカ油とは?
ハッカとはシソ科ハッカ属に属する多年草植物で、英語ではミントと呼ばれています。そのハッカを乾燥させて抽出した植物油がハッカ油です。ハッカ油はハッカ草から1~2%しか取れないとても貴重なものです。
どこか懐かしいスーッとする香りはメントール成分によるもので、清涼感、防虫効果、消臭効果、殺菌効果、リラックス効果など様々な効能を持っています。
使い道はいろいろ
ハッカ油は主に薬局で売っています。とても貴重なオイルなのに1000円前後とお手頃なのも魅力的です。
使い方は様々。湯船に数滴垂らせば入浴剤になりますし、シャンプーに1滴入れると頭皮や皮脂がスッキリします。すっと汗が引くのでお風呂上りが一層爽快なものに。
グラスに水を入れてハッカ油を1滴入れるとマウスウォッシュになります。一日の始まりにぴったりですね。
ハンカチに1滴しみ込ませておけば、バッグの中は爽やかに香り、気分がリフレッシュします。
ハッカ油ひとつで、こんなにも幅広い使い道があるのです。
ハッカ油グッズを作ってみました
もっとハッカ油を楽しむために、今回はハッカ油グッズを作ってみました。
準備するのは無水エタノール・重曹・ハッカ油・だしを取るときに使用するパック。
無水エタノールや重曹もハッカ油と同様に薬局で手に入ります。この4つがあれば、すぐにスタート出来ますよ。
まずはだし取り用パックに重曹を大さじ4入れます。
次に、ハッカ油を5滴ほど入れます。
このままでも十分使えるのですが、今回はサシェも手作りしました。
100均ショップセリアのランチクロスを使って、インテリアの邪魔にならないようなサシェを作ります。
- 布をだし取り用パックよりも一回り大きくカットする。
- だし取り用パックを置いて、どの柄が出るか確認する。
- 中心に向かって折りたたむ。
- 布の端を折り返す。
- ミシンで両端を縫う。
- 裏返したら完成!
小学生の時に、ミシンの授業でティッシュケースを作りませんでしたか?作り方はあれと全く同じで、カットして折りたたんで両端を縫うだけなので、1つ10分程で出来ます。
簡単でしかもすぐに出来るので、お部屋のインテリアに合わせていろいろな生地で作ると楽しいですよ。
洋服の上に置いて防虫・防カビ
洋服の上に置いてみました。ハッカ油の香りが部屋全体に広がります。重曹を入れているので、アロマ効果、防虫以外にも防臭・吸湿効果が期待できます。洋服にもかすかに香りが移るので、外出時は清涼感があってとても気持ちがいいです。
ゴキブリやダニ、蚊はハッカ油の香りが苦手なので、虫除けにもなりますよ。
子供部屋にはカーキ色のカッコイイ布のサシェを置きました。好みの布で作るとインテリアの邪魔にならないので置き場所を気にしなくていいですね。
スプレーも簡単手作り
何かと便利なハッカスプレーも手作りしちゃいましょう!
準備するのは無水エタノール、ハッカ油、スプレーボトル。あとは水が必要ですが、精製水でも市販の飲用水でも大丈夫です。(水道水は水道水に含まれる塩素がハッカを分解してしまう恐れがあるので、オススメしません。)
無水エタノール20ml、ハッカ油20滴、水90mlをスプレーボトルに入れるだけ。とても簡単に作れます。
ルームフレグランスとしてはもちろん、害虫対策としてキッチン・生ごみバケツ・トイレ・エアコン周り・網戸・カーペットなどにシュッとしておくといいですね。
制汗剤としても使えるので、首筋や背中に一拭きすれば体中がひんやりとしてスッと汗が引きます。夏のお出かけに携帯しておくと便利ですね。
夏の困りごとを解決してくれるハッカ油。天然成分なので小さなお子さんのいるご家庭でも安心して使えます。上手に活用して暑い夏を乗り越えましょう!