昔から日記をつけたい、つけたいと思いながら、未だにつけたことがない。職業柄、日々の出来事を克明に記録していけば、いずれコラムのネタになったり、企画立案のきっかけになるなど、さまざまなかたちで仕事の糧になることはわかっているのだが、続かないのである。
時々おもしろい出来事が起こるとメモに残したりもするが、やはり毎日つけるのとつけないのでは、記録としての価値はまったく変わってくるだろう。ユニークな出来事だって、その前後のなにげない日常の記録があればこそ、あとから振り返った時に、当時の気分なども踏まえた、より深い考察ができる気がするのだ。
では、怠惰な自分が日記を毎日続けるためにはどうしたらいいのだろうか?例えば、枕元に日記帳を置いておき、書くまで寝ないとか、日記帳を携帯して、移動の電車内などちょっとした空き時間に書くなど、さまざまな方法が考えられる。でも、さすがにもう気づいた。結局そんなことは長く続かない。
行動を変えることは無理!であれば、日記帳自体を変えてみたらどうだろう?例えば、Q&Aダイアリーという日記帳がある。
これは日記の記入欄に1日ひとつ質問が書かれているというもの。その内容は「今日を5つの単語で表現してみて下さい」とか「あなたの生涯を映画にするとしたら演じるのは誰?いい映画になりそうですか?」、「もし新しい街に引っ越さなければならないとしたら、どこに行きますか?」など、バラエティーに富んでいる。
書き込む欄は1日3行程度。文章を書くことがあまり得意でなくてもストレスなく書き込めるはずだ。質問に答えることがいいアイドリングとなり、その日のさらなる詳細を別のノートに書き留めたくなるかもしれない。
同日の日記を5年分1ページに書き込める点もポイントだ。例えば、同じ8月31日でも、今年と5年後では回答がまったく異なるかもしれない。年ごとの回答を比べることで自分の変化、成長を実感できるはずだ。
アメリカ、イギリスではロングセラーを記録しているこの日記帳。質問にはオリジナルの英文も併記されているので、なにげに英語の勉強にもなる。
日記が続かない人はもちろん、1日1回、自分を見つめ直す時間がほしい人、自分の変化を確かめたい人など、万人にオススメしたい日記帳である。
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