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粋なオトナのくらしごと。モノを「包む」風呂敷のおはなし

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粋なオトナのくらしごと。モノを「包む」風呂敷のおはなし
ちょっとした手土産やワインなどを風呂敷に包んで持参するその所作は、美しくて知的です。日本の風呂敷文化とともに、yaezawaが手掛けたアートな一枚をご紹介します。

風呂敷は読んで字のごとく、お風呂で使われていたことがはじまりと思われがちですが、脱いだ衣類を包むようになったのは室町時代のこと。「ものを包む」という歴史は奈良時代にまでさかのぼります。大切な宝物や着物を包むために布が使われたのがはじまりといわれています。

 

やがて風呂敷はものを運ぶ布としても利用されるようになります。たとえば旅人の旅道具を包んだり、行商が商品を包んで背負ったり。繰り返し使うことができる風呂敷は、エコの先駆けともいえますね。

 

そしてなにより、「布に包む」というその様には、丁寧な心が感じられます。大切なものを包み、相手に手渡す―。大人として心得ておきたい「所作」のひとつですね。

モチーフは日本画の巨匠、東山魁夷の人気作品。

そんな風呂敷に、日本の美しい自然を再現したのが、さまざまなジャンルのデザイナー、アーティスト、クリエイターのプリントテキスタイルやプロダクトを数多く製作する「yaezawa」です。

 

風呂敷に描かれたモチーフは、生涯に渡って風景画を描き続けた日本画の巨匠、東山魁夷(ひがしやま かいい)の作品。東山が描いた世界は、自然を切り取っただけではなく、その上に自身の心を重ねた心象風景。にごりのない澄み切った叙情性は、今もなお、多くの人を魅了し続けています。

 

yaezawa独自の改良を重ねた「デジタル捺染」により、忠実に再現された「フロシキ 東山魁夷」は、東山作品の世界観を見事に表現。色合いの微妙な調整など、2年以上もの歳月をかけ、商品化された特別な一枚です。

大切な方への贈り物を風呂敷で包む美しい所作

アイディア次第でさまざまな用途がある「風呂敷」。モノを包み、持ち運ぶ文化は、日本人の奥ゆかしさを感じさせます。

 

持参するおみやげや贈り物を、紙袋に入れたり、バックにむき出しで入れたりするのは、ちょっと残念な印象を与えますよね。風呂敷に包むだけで贈り物に気持ちがプラスされ、受け取る側に思いが伝わりやすくなります。

どんなかたちにも対応できる、風呂敷のバイタリティーに脱帽!

複雑な形状のものや、スイカのように丸いものも、このようにセンスよく包むことができるのも風呂敷ならでは。

 

浴衣でのお出かけも、風呂敷をバッグに見立てることで、一歩先ゆく浴衣ファッションを演出してくれそう。

シルク100%がもたらす極上の手触り

風呂敷に使われる素材は、綿やレーヨン、ポリエステルが一般的であるなか、yaezawaではシルクデシンという最上級の素材が用いられています。上品な光沢によって、「包む」という所作がより美しく感じられることでしょう。

 

東山魁夷が描いた美しい日本の風景で大切なものを包む―。そんな粋な大人のくらしごとを日常に取り入れてみてはいかが?

⇒詳しくはこちら:yaezawa

文:ねこりょうこ
ライター/エディター/フードスタイリスト
情報誌編集部員を経てフリーランスに。美容、インテリア、フードなど、スタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。
ごはんと動物をこよなく愛し、今日も「おいしい」と「かわいい」を求め、日本全国を取材活動中。
【公式ブログ】ねこ食堂

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