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本命には手作りをあげたい乙女のための本気バレンタイン講座!~チョコレートボックスを作ろう編~

日々を彩るモノを自分で作ってみた!

本命には手作りをあげたい乙女のための本気バレンタイン講座!~チョコレートボックスを作ろう編~
フフルルマガジン編集部のメンバーが制作の裏側をあれこれ紹介するコラム。今回は手作り大好きな編集部メンバーが、本気のバレンタイン講座をお届けします!第一回目の本日はチョコレートボックス作り編です。
こんにちは。フフルルマガジン編集部のさかねです。

2月に入り、いよいよ本格的にバレンタインの季節がやってきましたね。
百貨店で売っているようなブランドチョコレートもいいけれど、やっぱり本命のお相手には手作りのチョコレートをあげたい、というのが乙女ゴコロというもの。
せっかくならば本気を出したい!自己満足でもいいから!
そんなやる気あふれる方のために、手作りバレンタイン歴15年のさかねが、お手軽・簡単とは正反対の「本気のバレンタイン講座」を2回に渡りお送りします。
なお、この講座は意中の彼をゲットするためではなく、あくまでバレンタインという素敵な行事を100%楽しむための講座です。
本講座を忠実に再現したとしても本命の方が振り向いてくれるとは限りませんので、なにとぞご了承くださいm(_ _)m

バレンタインは見た目が9割!?箱から手作りしちゃいましょう♪

第一回目の今回は「チョコレートボックスを作ろう」がテーマです。
え?箱から作るの......?と若干戸惑っている方もいるのではないでしょうか。
確かに東急ハンズやLOFTに行けば、チョコレートボックスをはじめとした可愛いラッピング用品が売られているのですが、本気バレンタインに既製品は似合いません。
手をかければかけるほど達成感が得られるのです。
それに、
「このチョコレート、箱から手作りしたんだよ♪」
とお伝えすると、100%驚かれます。多少会話が盛り上がります。
気持ちを伝えるからには少しでも彼の印象に残りたい!という乙女は、ぜひ箱から手作りしてみましょう。

今回はこんなブック型の可愛いチョコレートボックスを作っていきます。
一見難しそうですが、一つひとつの作業は簡単なので初めて作る方でも心配いりません。
ぜひチャレンジしてみてください♪

まずは材料調達から。相手の好みを押さえよう!

まずは材料である紙の調達。
私はいつも、文房具を販売している伊東屋銀座店で購入しています。色んな厚さ・柄の紙が置いてあるのでおすすめですよ!
紙は相手の好みを事前調査してから購入しましょう。
今回は贈る相手の好きな色が青系であると想定して紙を選びました。
いろんな色が入っているとがちゃがちゃした印象になってしまうので、なるべく同系統の色でまとめるのがポイントです。
一番右に位置している灰色の紙は2mmの厚さの厚紙で、箱の土台となります。
真ん中の紺色の紙はぱっと見た感じ革に見えるのですが、これも実は紙なのです。
表紙部分はこういった厚手の加工紙を使うとより高級感が出ます。
留め具として今回はリボンを使用するので、そちらも合わせて買いました。
紙の中に入っている色から選ぶと統一感が出ます。
今回はアクセントとなるよう金色を選びました。
使う道具はこんな感じ。
カッター、鉛筆、ボンド、筆、スポンジ刷毛、定規。
筆やスポンジ刷毛はボンドを塗るために使います。
定規はプラスチック製でもいいのですが、いろいろ試してみた結果写真に載っているアルミ製のものが一番使いやすいという結論に至りました。
カッター台もあるといいのですが、私はいつもダンボールで代用してしまっています......。特になくても困らないです。
また、写真を撮り忘れてしまいましたが紙テープも用意しておきましょう。

製図をして、実際に組み立ててみる

まずは製図をしましょう。
0から設計するのは難しいので、私はいつもこの本を参考にしています。
いろんな小物の作り方が載っており、手元写真も多いのでとても参考になりますよ。
これは今回の設計図の一部なのですが、こんな風にざざっと書く程度でいいので紙に残しておくと後が楽です。
製図が終わったら実際に紙を切っていきます。
とても地味な作業なのですが、この作業の丁寧さが仕上がりの美しさを左右するので慎重にやっていきましょう。

製図をして、実際に組み立ててみる

材料をすべて切り終えたら実際に箱を組み立てていきます。
切った厚紙の端にボンドを塗り、
えいやっ!とくっつけます。
しばらくぐっと押さえると...
じゃじゃーん!
こんな風にくっついてくれます。
この作業を繰り返すと、あっという間に箱ができます。圧倒的箱感。
このままでもいいのですが、補強のため各辺にテープを貼っていきます。
今回は製本をするときに使う紙テープを使用しました。製本テープは使いやすくて便利です。
次はいよいよ色紙の出番。

味気ない箱に彩りを

箱の側面にボンドを塗り、色紙を貼り付けます。ボンドを塗りすぎると色紙がボンドの水気を吸ってぐにゃぐにゃになるので注意が必要です。
薄くささっと塗りましょう。
紙を貼り付けたらスポンジ刷毛でなじませていきます。ひと手間かけることで仕上がりが美しくなるのです。
側面全てを貼り付けたら底面を上にして端を処理しましょう。
ぴしっと貼れると気持ちいいー!!
ふち部分も同じように処理していきます。
色紙を貼り付けると一気にそれらしくなっていきテンションが上がりますね。
内側の側面、底面にも同じように紙を貼り付けると...
もはや完成形のような風格を醸し出してきます。
単調にならないように今回は底面に革紙を使用してみました。工夫し甲斐があるのも手作りのいいところ。

表紙を作って本体と合体!

今回はブック型にしていくので、本体ができたら次は表紙を作っていきます。
革紙を裏返し、切った厚紙を5mm感覚で並べていき、端を折り込みましょう。
真ん中の背表紙部分には別途紙を貼って補強します。
ここまでできたらあと少し!
いよいよ本体と表紙を合体させていきます。
まずは箱本体の底面と、側面の一部にまんべんなくボンドを塗り、
リボンを挟み込んだ上で表紙と合わせていきます。
ふた部分にもリボンを貼り、上から中ぶたを重ねれば...
ブック型のチョコレートボックスの出来上がりー♪
乙女の執念を閉じ込めるのにふさわしい可愛らしさを持った箱ですね。
出来上がった直後はボンドのにおいが結構するので、十分に乾かしてから使用することをおすすめします。
仕切りをつくって粒チョコレートを入れたり、中にクッキングペーパーを敷き詰めて生チョコを入れるのもよいのではないでしょうか。
所要時間4~5時間となかなかヘビーな作業ですが、ここまで手をかけると愛着もひとしお。
そして後に引けなくなります。本気度が増しますね!!
愛をこめて花束を。
魂こめてチョコレートボックスを。
ぜひ休日にチャレンジしてみてくださね。
次回はチョコレートを作ります。お楽しみにー!
以上、フフルルマガジン編集部さかねでした。

この記事を書いた人

坂根 扶美

1988年生まれ。大学院で生物学を学んだ後、ネットプロテクションズに入社。

フフルルマガジン編集部メンバーの一人。インテリア系の記事の構成を担当することが多い。自身もDIYや工作は好きだが、片付けはとてつもなく苦手。