プラスチックカップに入ったチルドカップコーヒーは、コーヒーやミルクの"命"と言える素材の香りやフレッシュ感を高く保てるとあって2000年前半から、缶コーヒーと並び手軽に買えるコーヒーとして人気商品となりました。
前回に引き続き、今回も山本梨央さん、佐々木絵馬さん、菓子麻奈美さん、鈴木麻友美さんの4名に人気の4製品を飲み比べてもらいました。
<今回飲み比べるのはこちら!>
香り豊かな本格エスプレッソコーヒーに、たっぷりのミルクを加えた、シアトル系カフェのスタンダードメニュー。ほどよい甘みとすっきりした後味が魅力。容器には、外気に触れず、中身の酸化を防ぐための工夫を施した「バリアカップ」と呼ばれる多層のオリジナルカップを使用。
<価格>147円(税込)
カフェのマシーンと同じ約10気圧で高圧抽出したエスプレッソを、さらに濃縮させた“3倍濃縮”がポイント。コーヒー豆の香りと深いコクを引き出した濃厚なコーヒーをミルクと合わせることで、ミルクのまろやかなコクと甘さをいっそう引き立たせた新感覚のコーヒー飲料。
<価格>オープン価格
高圧抽出のエスプレッソコーヒーとミルクならではの香ばしいコクが楽しめるチルドカップシリーズ。本格エスプレッソコーヒーと生クリームで仕上げたコク重視のエスプレッソ・ラテ。
<価格>オープン価格
深煎りされた上質なアラビカ種のコーヒー豆を使用。お店と同じエスプレッソ ローストの豆で仕上げた、クリーミーなカフェラテ。シアトルラテの名前は、1984年に初めてカフェラテを発売したスターバックス創業の地でもあるシアトルから。もちろん名前だけでなく、そこで育まれた独自の味わいや、コーヒーへのこだわりのすべてを受け継いでいる。
<価格>210円(税込)
<試飲スタート!> 森永乳業 マウントレーニア カフェラッテ
— まずは、マウントレーニアのロングセラー商品、カフェラッテ。乳業メーカーだからこそできた、ミルクとコーヒーのコクと甘さのハーモニーが特徴です。
佐々木 : (一口飲んで)……うん! これこれ! マウントレーニアの新商品が出ると必ず飲んでるけど、結局スタンダードなこれに戻るかな。さっぱりしていて美味しい。
鈴木 : サンドウィッチとかに合いそうだよね。食事の邪魔をしない、名脇役みたいな存在。
菓子 : やっぱり飲みやすい! ミルクとコーヒーのバランスがいいよね。
— 発売から20年のロングセラーです。
菓子 : 20年間変わらない味だから人気なんだろうなぁ。
山本 : うんうん。チルドカップコーヒーのパイオニアと言えばマウントレーニア! だよね。後味がすっきりとしているから、食事中でも仕事中でも、家でゆっくりしたいときでも、シチュエーションを選ばず美味しく飲めるかな。
<マキシム>トリプレッソ
全員 : これ美味しい!
— おぉ、全員声揃いましたね。
山本 : トロッとまったりしてますね。ミルク感が強い。
— “3倍濃縮”された濃厚なコーヒーのおかげで、ミルクの甘さが引き立つそうです。
菓子 : 濃厚でもくどくないから、ごくごく飲めちゃう。たっぷり飲めるこの大容量も嬉しいね。
鈴木 : 長くなりそうな会議の時に持ち込みたいよね(笑)。
佐々木 : 疲れたときにこの甘さは嬉しい。クリーミーで生クリームみたいな風味。好きな感じです。それに、このヒゲのマークがかわいい!
鈴木 : ね! パッケージがかわいい。電車の車内広告とかで見て気になってたから今日やっと飲めて嬉しい!
あと、明るい色のリップをつけることが多いので、コーヒーの飲み口へのリップの色移りが気になってしまうんだけど、トリプレッソの黒色のストローは色移りが目立たないのでポイント高いですよね。
<ブレンディ>エスプレッソ クリーミーエスプレッソ
佐々木 : トリプレッソと比べて、こちらはコーヒーが力強いね。
— 高圧抽出のエスプレッソを使用しているということで、コーヒーの濃さや香ばしさも感じられるかと思います。
山本 : コクと苦みがあって、ちゃんと“コーヒー飲んでる”って感じがしますね。甘みもしっかりあるから後味はカカオっぽさも感じるな。
菓子 : うんうん。苦みと甘みがちょうどいいバランスかも。午後、疲れた時に飲みたくなるな。
鈴木 : “エスプレッソ”ってうたっているだけあって、コーヒーが濃いね。ミルクがさらっとしているからコーヒーの風味が消されず、バランスが取れているのかも。
佐々木 : トリプレッソがミルクの甘みなら、ブレンディは砂糖の甘み。同じメーカーが製造しててもこんなに違うんだね〜。
スターバックス ディスカバリーズ® シアトルラテ
鈴木 : これ飲むと新入社員のころ思い出すんだよね。コーヒー欲しいなって思っても、コーヒーショップに行けないくらい忙しくて。だからずっと缶コーヒー買ってたんだけど、「おじさんみたい」って同僚にからかわれて(笑)。そんなときにこのスタバのシアトルラテが新発売されたから、よく社内のコンビニで買ってたの。
— 思い出の味、いかがでしょう?
鈴木 : 甘くて美味しい! 安定感あるのはさすがスタバブランドって感じ。
菓子 : そうそう、間違いないの。安心のスタバ。全部が濃いよね。コーヒーもミルクも濃い! コーヒーの香りもするし、ホッとするな。
— スターバックスの店舗同様、深煎りされた上質なアラビカ種のコーヒー豆を使用しています。
山本 : 甘いけど、コーヒーの苦みもしっかりあるよね。1日がんばった自分にご褒美って感じかな。
菓子 : 私は、ちょっと高めのこの値段も、人にあげるにはちょうどいいかなって思ってる。「おつかれさま」とか「ありがとう」って同僚にあげるときに、ちょうどいいじゃない?
全員 : それいいね〜!
佐々木 : 私はこのパッケージが好き。スタバの製品ってストーリーがあって良いよね。
山本 : そうそう。ついこのパッケージの文章も読みたくなっちゃう。こういうストーリー性のある製品を生み出せることが、スタバがファンを増やし続けられる秘訣なんだろうな。
4製品を飲み比べてもらって、多かったのは「これ1本でおやつ代わりになる!」という声でした。「少し甘みの強いチルドカップコーヒーなら、板チョコを1枚食べるよりも、チルドカップコーヒーを1本飲んだ方が満足感あるかも」との意見も。
また、「意外と甘党の男性のほうがチルドカップコーヒーの需要が高いかもしれない」という意見にみんな頷いていました。どうやら、今日集まったみなさんの周りには“チルドカップ男子”が多いそうです。
次回は、本格的なコーヒーがお手軽に楽しめる「ドリップバッグコーヒー」を飲み比べます。
>>第3回はこちら:新スタンダード講座 話題のお手軽コーヒー 女子会レビュー Vol.3
文・海老原悠 写真・川瀬一絵(ゆかい)