あんなに暑かった夏が嘘のように、すっかり秋の気配。
自然の気配を感じるだけで、心が豊かになるような気がします。
いやしの灯「植物の灯(ボックス)・ほおずき」
こちらは、造形作家の川村忠晴さんによる灯りの作品「植物の灯」。透明なボックスに、ほおずきがぼんやりと光ります。
優しい灯りの中に、葉脈がはっきりと浮かび上がり、色鮮やかな自然の造形にうっとり。ランプはLEDなので、灯りも長持ち。昼間はランプなしで、オブジェとして楽しめます。
川村忠晴さんは東京出身。テレビ局でドラマの演出に携わった後、長野移住などを経て現在は東京で作家活動をされてらっしゃいます。ほかにも、長野県の山で収集した落ち葉などをモチーフにした作品も手がけられています。
⇒詳しくはこちら:KAUNIS
れっきとした定規なんです「g,a,r,d,e,n」
ドライフラワーになった野草たちが、礼儀正しくアクリルのなかに並んでいます。これ、実は定規なんです。
一見ランダムに並べられているようですが、野草たちの茎は、きっかり1cm感覚で整列しているんですよ。その数28本。なので、30cmの定規としてしっかり機能するのです。
これを作り上げたのは、寺山紀彦さんのデザインスタジオstudio note。もともと「野原に行って花が1センチ間隔で並んでいたら、横になって身長が計れると思って作った」というシリーズ。
寺山さんご自身が摘み集めた小さな緑が、詩的なプロダクトになりました。
⇒詳しくはこちら:novelax store online
文・齋藤あきこ