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大人が寄り道したくなる文房具屋さん「つくし文具店」の素朴なステーショナリーが人気

フフルルニュース

大人が寄り道したくなる文房具屋さん「つくし文具店」の素朴なステーショナリーが人気
子供の頃、学校の近くに必ずあった町の文房具屋さん。お小遣いを握りしめ、えんぴつや消しゴムを買った経験、誰にでもあるのではないでしょうか。そんな懐かしい佇まいの文房具店「つくし文具店」が文房具好きの間で人気を呼んでいます。ちいさな店内は家でも会社でもない、大人が寄り道したくなるとっておきの場所でした。

約3坪の店内はまるで宝箱! 小さな文房具屋さん「つくし文具店」とは?

つくし文具店
「つくし文具店」は、JR中央線国立駅北口から歩いて20分ほどの場所にあります。うっかりしていると通り過ぎてしまいそう。ちいさな店内は家でも会社でもない、大人が寄り道したくなるコミュニティスペース。全国から文具やデザインに関心のある人が集まって、学べる教室のような場所になっています。
つくし文具店
お店に入ってみると、三畳ほどの小さな空間にオリジナル文具や店主の知り合いがデザインを手掛けた文具などが並べられていました。

「つくし文具店」に並ぶ文房具は、毎日のくらしとしごとにさりげなく寄り添う文具。つくし文具店のオリジナルとして、えんぴつ、ノート、ペンケース、定規、封筒などのアイテムを少しずつ提案しているのだとか。
つくし文具店
例えばこちらのペンケース。ファスナーがサイドを一周回っていて、ノートのように開いて中身を一覧することができます。使い方はあなた次第。何種類ものペンを入れたり、定規や三角定規を入れたり、内側のポケットには消しゴムやメモ帳、クリップ、マスキングテープなどいろいろなアイテムを収納することができます。

リネン100%のナチュラルな帆布は、使うほどにその使い方に馴染んでいくよう。閉じると平面的に収納し、持ち歩くことができる機能的なペンケース。使う人それぞれの使い方で、暮らしに寄り添ってくれる頼もしい相棒のような存在です。

「つくし文具店」のテーマは「つながる くらしと しごと」

「大人が寄り道したくなるコミュニティスペースを作りたい」という店主・萩原さんの思いから、「つくし文具店」はただ文具を買うためのお店ではなく、人と人とが出会う場所として愛されています。小さな店舗は萩原修さんが生まれ住んだ築52年の実家の一部をリノベーションしてつくられたもの。もともとこの場所は萩原さんのお母様が1965年から約25年間、文具店を営んでいました。それを2代目店主として萩原さんが2005年にリニューアルオープン。

萩原さんの思いがたっぷり詰まった「つくし文具店」には、大人が寄り道したくなる時間が緩やかに流れていました。
取扱いショップ
文:荒木翔子
ライター。暮らしの中にちょっとした贅沢を取り入れるのが好き。ネコ型ロボットのグッズとシンプルな家具・雑貨に囲まれて暮らしています。