朝の目覚めの一杯や、家事休憩の間の一杯に、ぴったりの飲み物といえばコーヒーです。夏はアイスで、そして寒い冬はホットで楽しめるコーヒーは、日々の生活にちょっとした癒しと幸せを与えてくれます。そんなコーヒーは、豆の種類や入れ方によって味わいがガラッと変わる飲み物。こういった基礎知識を持っておけば、より最高の一杯が楽しめるはずです。
以下では、コーヒー豆の種類や正しい入れ方、おすすめのアレンジレシピをご紹介します。
以下では、コーヒー豆の種類や正しい入れ方、おすすめのアレンジレシピをご紹介します。
お好みはどれ?コーヒー豆の種類
飲んで美味しいだけではなく、自分好みの豆を選んで楽しめるという点もコーヒーの魅力ですよね。しかし、産地別の豆の特徴をよく把握していない方も多いはず。産地によって豆の品質やコーヒーの風味・香りなどが異なるため、より好みにあった豆を探すことができます。
ここでは、ブラジル、コロンビア、グアテマラ、エチオピアのコーヒー豆の特徴をご紹介します。
ここでは、ブラジル、コロンビア、グアテマラ、エチオピアのコーヒー豆の特徴をご紹介します。
■ブラジル
生産量、輸出量ともにナンバーワンで、世界最大のコーヒー生産国といわれるブラジル。そのうち70%を占めているのが、豊かな風味とバランスのとれた甘味・苦味・酸味が特徴とされるアラビカ種です。処理方法は、豆の実を天日干しで乾燥させ、果肉を取り除くという非常にシンプルなものがほとんど(ナチュラル製法)。日本で販売されている豆の大半を占めており、ブレンド豆のベースにもよく使われています。■コロンビア
ブラジル、ベトナムに続き世界で3位の生産量を誇るコロンビア。収穫する地域ごとに地形や気候条件が異なるため、味わいの違う豆を楽しめるという特徴があります。処理方法は、豆の実の果肉を取り除き、水洗いして乾燥させるというもの(ウォッシュド製法)。完熟した実のみを使うので、フルーティーな甘味と柔らかなコクですっきり飲みやすいマイルドなコーヒーに仕上がります。■グアテマラ
中米ではメキシコに続き2位の生産量を誇るグアテマラ。近年はスペシャルティーコーヒーの生産にも注力しており、多くのコーヒー通をとりこにしています。そんなグアテマラ産コーヒーの特徴は、フルーティーな香りと甘味の中に、程よい苦味と酸味を感じられるところ。処理方法は、コロンビアと同じくウォッシュド製法です。■エチオピア
世界のコーヒーの原産国といわれているエチオピア。実は今や世界ナンバーワンの生産量を誇るブラジルのコーヒー豆も、始まりはエチオピアから渡った苗木でした。エチオピアの豆は、上質な酸味と甘味が特徴のモカとして輸出されています。処理方法はナチュラル製法が基本ですが、種類によってはウォッシュド製法を利用しているものもあります。ほかにも、インドネシアやドミニカ、ケニアなどさまざまな国でコーヒー豆が作られています。また、複数の産地の豆をあわせて作るブレンド豆もあります。特徴が異なる複数の産地の豆をブレンドするため、より豊かな風味を堪能することができます。
一方、好みにあった豆を選びたいのであればシングルオリジンがおすすめです。シングルオリジンとは、産地よりも狭い単位で捉え、ひとつの農園で収穫された豆のみを使用したコーヒーのこと。これを選ぶことで、その農園ならではのコーヒーを楽しむことができます。
次にコーヒー豆を購入するときは、産地にも注目してみましょう。
一方、好みにあった豆を選びたいのであればシングルオリジンがおすすめです。シングルオリジンとは、産地よりも狭い単位で捉え、ひとつの農園で収穫された豆のみを使用したコーヒーのこと。これを選ぶことで、その農園ならではのコーヒーを楽しむことができます。
次にコーヒー豆を購入するときは、産地にも注目してみましょう。
入れ方で美味しさに差が出る! コーヒーの正しい入れ方
コーヒーは、入れ方ひとつで味わいが大きく変わるもの。高品質な豆を使っていても、ぞんざいな入れ方をしていると豆の美味しさを台無しにしてしまう恐れがあります。正しい入れ方をマスターしておけば、豆の良さを120%引き出し、贅沢なお家カフェを楽しむことができます。
コーヒーの抽出器具にはさまざまなものがあり、一つひとつで入れ方が異なります。中でも基本の入れ方のひとつが、ペーパードリップです。そこで今回は、コーヒー豆を使うと想定した場合の入れ方をご紹介します。
コーヒーの抽出器具にはさまざまなものがあり、一つひとつで入れ方が異なります。中でも基本の入れ方のひとつが、ペーパードリップです。そこで今回は、コーヒー豆を使うと想定した場合の入れ方をご紹介します。
■豆を粉砕する
粉砕したコーヒー豆の粒の大きさを粒度といいます。粒度は最も細かい"極細挽き"から最も粗い"粗挽き"まで、5つに分けられ、使用するミル(豆を粉砕する器具)によって適した粒度が異なります。ちなみに、市販の粉は中間の大きさとなる"中細挽き"である場合がほとんど。ペーパードリップ式でコーヒーを作るときは、中細挽きにしておきましょう。■ペーパードリップする
コーヒー豆を中細挽きにしたら、いよいよドリップしていきます。
- コーヒーが冷めないよう、器具を温めておく
- ペーパーフィルターの底と側面を折り曲げ、ドリッパーにセットする
- フィルターに粉を入れ、表面を均一にする
- 中心に少量のお湯をかけ、20秒ほど蒸らしておく
※蒸らすことでお湯との馴染みが良くなり、美味しさの成分を引き出すことができます - 真上から「の」の字を書くように、数回に分けてお湯を回し入れる
※注ぐ量はサーバーの目盛りを見て調整しましょう - お湯が少量残った状態で取り上げる
- 温めておいたカップに注いで完成
以上が、基本的な入れ方です。ちなみに、使用する粉やお湯の量は好みで調整することができますが、ドリップ時のお湯の温度は90~95℃程度にとどめておくのがおすすめです。というのも、あまりに高温だとコーヒーの苦味が強まってしまうためです。
くわえて、使用する水にもこだわってみましょう。水には軟水と硬水の2種類がありますが、コーヒー本来の味わいを損なわせたくないのであれば軟水がおすすめです。ミネラル成分の少ない軟水を使えば、コーヒーの成分を邪魔することなく、すっきりとした飲みくちを楽しむことができます。ちなみに、日本の水道水はほとんどが軟水となっています。これをそのまま使っても問題ありませんが、カルキ臭がひどい場合や蛇口がサビている場合はできるだけ使用しないのがよいでしょう。新鮮な水を使用することで、より美味しく見た目も美しいコーヒーに仕上がります。
くわえて、使用する水にもこだわってみましょう。水には軟水と硬水の2種類がありますが、コーヒー本来の味わいを損なわせたくないのであれば軟水がおすすめです。ミネラル成分の少ない軟水を使えば、コーヒーの成分を邪魔することなく、すっきりとした飲みくちを楽しむことができます。ちなみに、日本の水道水はほとんどが軟水となっています。これをそのまま使っても問題ありませんが、カルキ臭がひどい場合や蛇口がサビている場合はできるだけ使用しないのがよいでしょう。新鮮な水を使用することで、より美味しく見た目も美しいコーヒーに仕上がります。
アイリッシュ・コーヒーで大人贅沢な一杯を堪能
基本的なコーヒーの入れ方をマスターしたら、続いてアレンジレシピに挑戦してみましょう。 コーヒーの人気アレンジレシピのひとつに、アイリッシュ・コーヒーがあります。こちらは、アイリッシュ・ウイスキーをベースに、コーヒーや生クリームを加えたホットドリンク。寒い冬にぴったりの飲み物です。
では、作り方を簡単にご紹介します。
【作り方】 ※分量はお好みで調整が可能です
深煎りしたコーヒー豆を使うことで、より味わい深い一杯に仕上がります。豆の種類や分量で風味や香りが変わるので、自分好みの一杯を探してみてください。 見た目がオシャレで特別感のあるアイリッシュ・コーヒー。特別な日のディナーのお供にもおすすめです。
- ワイングラスを温め、中にシュガーを入れる
- アイリッシュ・ウイスキー、ホットコーヒーを入れる
- 上に生クリームを浮かべて完成
深煎りしたコーヒー豆を使うことで、より味わい深い一杯に仕上がります。豆の種類や分量で風味や香りが変わるので、自分好みの一杯を探してみてください。 見た目がオシャレで特別感のあるアイリッシュ・コーヒー。特別な日のディナーのお供にもおすすめです。
お家でカフェ気分を味わえる! おすすめのコーヒー豆
以下では、「自家焙煎-幸音珈琲」で販売している新鮮で美味しいコーヒー豆をいくつかピックアップしてご紹介します。こちらのショップで扱う豆は、すべて店主自らが厳選して仕入れたもの。丁寧な焙煎で香ばしさとコクを引き出したあと、鮮度の良い豆のみをパッケージして販売しているため、家庭で極上の一杯を味わうことができます。
「マンデリン ビンタンリマ 1kg」は、インドネシア スマトラ島北部 リントン・ニ・フタおよびパランギナン地区の指定農家で収穫されたコーヒー豆。適度な苦味の中に感じるほのかな甘味、そして力強い味わいが特徴です。深煎りすることで酸味と渋味を抑え、豆の香りとコクをうまく引き出しています。
「グァテマラ アンティグア アゾテア農園 400g」は、長い歴史と伝統を持つグアテマラ アンティグア地区にあるアゾテア農園で収穫されたコーヒー豆。綺麗な水とミネラル豊富な火山性土壌の中で育つことから、世界評価が高く素晴らしい豆となっています。しっかりしたコクとすっきりした後味がクセになります。
「コロンビア マグダレナ 400g」は、コロンビアの南部にあるウィラで収穫されたコーヒー豆。豊かな自然と良質な気象条件、土壌がそろうウィラは、高品質な豆が採れることで有名な地域です。"マグダレナ"は、ウィラのコーヒー豆の中でも豊かな香りと甘味を感じられるコーヒーにのみ称されるもの。クセのない飲み心地と嫌みのない香ばしさで、優雅な気分に浸ることができます。
「アイスコーヒー・ブレンド 100g」は、ブラジル、コロンビア、マンデリンなどで収穫した豆をブレンドし、深煎りしたもの。深煎りに加え、豆を細挽きに粉砕することで、ホットだけでなくアイスでもコクや香りが楽しめる一品となっています。
これらの豆を使用するときは、上述した入れ方をご参考ください。
ほかにも、「自家焙煎-幸音珈琲」ではいろんなコーヒー豆を販売しています。ギフトセットなども扱っているので、友人・同僚へのクリスマスプレゼントや誕生日プレゼントにいかがでしょうか?
ほかにも、「自家焙煎-幸音珈琲」ではいろんなコーヒー豆を販売しています。ギフトセットなども扱っているので、友人・同僚へのクリスマスプレゼントや誕生日プレゼントにいかがでしょうか?
最高の一杯でコーヒータイムをもっと楽しくしよう
コーヒー豆の産地別の特徴や、正しい入れ方などを押さえておけば、自分の口にあった最高のコーヒーを楽しむことができます。さらに、いつもの入れ方にマンネリを感じたときも、自分なりにアレンジしてみることで違った美味しさを発見することができるのです。 とびきり美味しいコーヒーで、素敵なひとときをお過ごしください。