日本特有の文字に「ひらがな」があります。なめらかな曲線から綴られる言葉には、やさしさとぬくもりが込められています。日本人の美意識とともに、思いが伝わる、ひらがなアクセサリーの魅力をご紹介します。
やわらかな曲線は日本の美意識そのもの「かな文字」の不思議
中国語で使われていた漢字が日本に伝わり、日本語に「文字」が生まれたのは6世紀ごろのこと。ところが、複雑な漢字は書くのが大変という理由から漢字を簡略化する「万葉仮名(まんようがな)」が誕生しました。これがかな文字やカタカナのはじまりです。
かな文字は主に貴族たちの私的な書物や、女性の書く書物に用いられました。女性が書いたとされる「土佐日記」や、紫式部の源氏物語は「ひらがな」で書かれているのはこんな理由があったんですね。ちなみに、同じ時期に誕生したとされるカタカナ文字は、僧侶がお経を読むために使われるようになりました。
女性が多く多用したことからもわかるように、ひらがなにはなんともえいない女性らしいやわらかさがあります。漢字で書くよりもひらがなで綴ることで、やさしい気持ちになれるのも納得ですね。
ひらがなアクセサリーに思いを託して
「ひらがな」の特徴は、文字を速く書くために、形を崩すことが許されたことにあるといいます。和歌や小説に使われたことから、芸術的な印象も。ひらがなは自由な表現の象徴といえるのかもしれませんね。
そんなひらがなは、感謝の気持ちや愛する思いを伝えるときもぴったり。美しい曲線、しなやかなラインを、大胆にもアクセサリーで表現したプレゼントはいかが?
一見すると英語の筆記体のようにも見えるひらがなアクセサリーは、奥ゆかしい日本女性の気質にもぴったりです。
遠くはなれて暮らすあの人へ
ひらがなアクセサリーには、さまざまな言葉を託すことができます。「ありがとう」「あいしている」のほか、遠くはなれた大切な人への「きずな」という言葉。「ゆめ」という言葉には、誰かを応援する気持ちを込めて―。
ネックレスやピアス、ブレスレットなどにゆれるひらがなは、日本人が愛してきた「美」そのもの。贈り物としてはもちろん、常に意識していたい言葉を自分で身につけるのもおすすめです。
日本独自の文化であるかな文字をもっと身近に―。身にまとうことで日々の暮らしがより輝き、希望に満ち溢れることでしょう。
⇒詳しくはこちら:ひらがな Hiragana