パソコンで原稿を書いたり、ネットを使って調べ物をするデスクワークの際に、お伴として欠かせないのがホットコーヒーだ。自分にとっての仕事は、お湯を沸かしてコーヒーを淹れるところから始まると言ってもいい。それは夏場でも変わらない。傍らにお気に入りのマグカップを置かないとどうにもこうにも仕事モードへのスイッチが入らないのだ。
こうした現状にさほど不満があるわけではないのだが、あえて贅沢を言わせてもらえば、冷めることなく常に温かいコーヒーを飲めたら、さらに嬉しいし、仕事の能率も上がる気がする。そのためのアイテムとしては、保温性の高いステンレス製のタンブラーやマグカップなどさまざまなものが発売されているが、なかでも注目したいのがタンブラータイプの「ブルーゴ・マグ」だ。
このブルーゴ・マグは保温性に優れているだけではなく、コーヒーを熱い状態に保ちながら、これから飲むひと口分に関しては適温に調節してくれるのがいい。
しくみは単純で飲み口の周りに温度調節チャンバーと呼ばれる溝があり、このマグを飲み口の反対側に傾けると、その溝に熱いコーヒーが流れ込む。そして、少し間をおけば、適温のコーヒーを楽しめるというわけだ。言ってみれば、熱いスープを飲むときに、スプーンでスープをすくった状態のまま少し待つ感じだろうか。
その効果について、ブルーゴ・マグを販売しているサイトによれば、温度調節チャンバーに熱いお湯を移して、1~3分程度で約10~20℃温度が低下するようだ。実際に試したところ、15秒程度待てば、それなりに飲める温度になった。
ちなみに本体上部のダイヤルを切り替えることで、温度調節チャンバーを介さず、そのままの温度で飲むこともできる。
ボトル全体は二重断熱構造になっているため、熱いコーヒーを入れても外側は熱くならず、手で持っても大丈夫。外に持ち出す場合は、完全な密閉状態ではないため、バッグの中に入れるのは危険だが、リュックのサイドネットに入れたりするのであれば、よほどのことがない限り、こぼしてしまうことはないだろう。車で出かける際にドリンクホルダーに入れるのも良さそうだ。
さらにこのブルーゴ・マグは、アカデミー賞やグラミー賞などの受賞者にも贈られたというだけあって、デザインも秀逸。世界30か国以上の人々に愛されているのもうなずける。
カラーバリエーションも豊富で、キャンディーカラーとでも呼びたいようなポップな色使いも楽しげでいい。
マグカップでコーヒーを飲むのもいいが、特にオフィスの場合、こうしたタンブラーで飲めば、いまどきのできる男って感じでイメージアップにもつながるのでは。