おでかけ

ポケットの数だけ生活が便利に!?

NPデパート探検隊 for men vol.12

ポケットの数だけ生活が便利に!?
日々、ECサイトという“巨大デパート” を探検するこの企画。多くのモノを整理して持ち運べる、使い勝手の良いバッグを発見!

仕事先やカフェ、コワーキングスペースなどを転々としながら、いわゆるノマド的なやり方で仕事をしている。そのせいか、いつも荷物が多い。パソコンや各種資料、テレコに文房具など仕事道具を一式持ち歩いているからだ。いわばデスクごと移動している感覚に近いのかもしれない。量の多さから、同業者によく「出張帰りですか?」なんて声をかけられるほどである。

 

そんなわけで普段使いのバッグには強いこだわりがある。特に好きなのは、ポケットの多いバッグ。どのポケットに何を入れようかと、具体的に持ち物のイメージが浮かんできてワクワクしてくるのが良い。この「ベジバッグ」もひと目見た時からそうだった。

 

本来は野菜を入れるためのバッグのようだが、仕事用にも使える。ポケットは外側に5つ、内側に5つ。サイズや形もバラエティに富んでいるので、利便性も高そうだ。

 

例えば、内側の小さなポケットには、ペンやメモ帳、テレコやスマホ、スマホ用モバイルバッテリー、財布などがキレイに収まりそう。外側のポケットはハンカチやティッシュ、パスモ、スイカなどの交通系ICカード、社員証や文庫本、ケースに入れたサングラスなどを入れておきたい。

また、室内専用のバッグとして使う手もある。中に入れておくものとしては、読みかけの本や雑誌、テレビやブルーレイのリモコン、ポテチやチョコレートなどのお茶菓子、さらにはマグタイプのボトルに入れたコーヒー、iPad、ボックスティッシュなど。日常的に必要なものをまとめて入れておき、家のどこにいても、この「ベジバッグ」さえ傍らに置いておけば、たいていのことは事足りるようにしておくのだ。

 

必要なものを取りに移動する手間が省けるので、読書などにも集中できるだろう。映画鑑賞の際も、座った場所から動く必要がないので、存分に楽しめるに違いない。

 

休日のお出かけを想定するならば、内側にはボトルを固定できる移動式の仕切りがあるので、ワインボトルやつまみ、フォークやスプーンなどを入れて、公園に花見やピクニックに出かけたい。ひとりの時は、このバッグを傍らに置き、ベンチで読書に勤しむなんてことも良さそうだ。

 

これがあるだけで日々の生活がいろいろと楽しくなりそう。そんな期待を抱かせるバッグなのである。

文・石川博也
1972年静岡県生まれ。エディター・ライター・構成作家。これまでに『TARZAN』『POPEYE』『BRUTUS』『anan』『GQ JAPAN』などの雑誌や、読売新聞のファッションコラム連載、ルノー、ダイハツをはじめとする企業オフィシャルサイトなどに企画、編集、ライターとして携わる。またラジオ番組の構成作家としても活躍中。