子育てをしているとき、子どもの素直さに驚かされたという方もいるはず。子どもの心は純粋で、そしてとても素直です。五感で感じたことをありのまま、まっすぐと心にトレースします。そんな子どもの知育に適しているのが、"絵本の読み聞かせ"です。
そこで以下にて、読み聞かせが子どもに与える嬉しい効果をはじめ、おすすめの絵本などをご紹介していきます。
読み聞かせで、心に刺激を与えよう
子どもは泣いたり笑ったりと、表情がころころ変わりますよね。その際、「どうしたの?」、「楽しいね」と声をかけながら抱っこしたり、頭を撫でたりすることも多いはずです。こうした語りかけは、親子の大事なコミュニケーションであり、ママやパパの優しい声が耳に届くと、子どもはとても安心します。もちろん、絵本の読み聞かせもそういった語りかけのひとつ。読み聞かせを通して心を通わせることができ、子どものさまざまな感情をみることができます。
絵本の読み聞かせは、子どもに豊かな感情や情緒を学ばせるのに効果的です。喜びや悲しみ、驚きといった感情を学ぶことは、他者への優しさを育む第一歩。そのため、物心がつく前から絵本の読み聞かせを始めることをおすすめします。
イギリスでは、1992年からブックスタートと銘打ち、絵本を配る運動が始まっています。実際に、早いうちから絵本に親しんだ子どもほど思考力や対人的知能、言語能力が向上することがわかっており、現在では日本でもブックスタートを取り入れている市町村が登場しています。
心に言葉のストックを作ってあげよう
読み聞かせをする場合、ママやパパの声が優しく穏やかであることが大切。そのため、「人気があるみたいだし、これでいいだろう」という気持ちで絵本を選ばないようにしましょう。ただ無感動に読んでいる声は子どもに伝わってしまうため、ママやパパも一緒になって楽しめるものを選ぶことが大切です。そうすることで、子どもの心はより一層豊かに育まれていきます。
絵本には大人でも感動するような素敵なストーリーが多いので、きっとこれだという一冊に出会うことができるはずです。
子どもの聴覚は胎内にいるうちに完成するため、赤ちゃんのうちからママやパパの声がきちんと聞こえています。たとえ言葉の意味がわからなくても、問題はありません。赤ちゃんは、リズムや抑揚によって言葉かそうでないかを聞き分けることができるためです。何度も繰り返し言葉を聞かせ、心に言葉のストックを作ってあげましょう。幼いころに聞いた言葉は、その後の言語の基礎となるため、綺麗で正しい表現が多用されているものを選ぶことが大切です。
くわえて、綺麗な色使いの絵本は、子どもの視神経の発達や感受性を育むのに効果的です。青や緑といった自然界にある色はもちろん、カラフルで鮮やかな色が使われた絵本を選ぶことで、大人にも負けない豊かな色彩感覚を養うことができます。
子どもに読み聞かせたくなる、おすすめの絵本を紹介!
読み聞かせは、一冊の絵本を何度も繰り返し読むことが重要。そのため、いつまでも飽きることのない素敵なお話を選びたいものです。
今回おすすめしたいのは、デンマーク生まれのクマのキャラクター“ラスムス クルンプ”の絵本です。
1冊目の「絵本 ラスムス クルンプとりをたすける」は、ピプスという鳥を助けるためにラスムスが奮闘するというもの。
そして、2冊目の「絵本 ラスムス クルンプとわすれられたきかんしゃ」は、ラスムスとペンギンのピンゴが古い線路を見つけたところから物語が始まります。
これらは、どちらも心がほっこりと温まるストーリーになっており、子どもも大人も楽しめるはずです。
また、たまには趣向を変えて、子どもと一緒にゲーム感覚で読める絵本もおすすめです。
「ラスムスクルンプ さがしてあそうぼう」は、たくさんのキャラクターがあふれるページのなかから、北極へ向かう友達のスラッグをラスムスと一緒に探すという“えさがし絵本”です。
スラッグを探す以外にも、さまざまな指示が盛りだくさんなので、夢中になること間違いなしです。
このように、ストーリーはもちろん、登場人物が魅力的な絵本は、子どもが大きくなっても心のなかに残るはず。親子でわくわくを体感するためにも、ぜひ本棚の一冊に加えてみてくださいね。
何度でも読みたくなる、お気に入りの一冊を探そう
大好きな人のお膝に座り、大好きな人の声を聞く。絵本の読み聞かせは、子どもにとって五感すべてで愛しい温もりを感じられる大切な時間となるはずです。
今いちど、読み聞かせを通して、子どもの心に触れてみてはいかがでしょうか。
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