和紙を使った日常品を展開している「SIWA|紙和」は、山梨の和紙メーカーである株式会社大直が手がけているブランド。紙の皺という意味と和紙を反対から紙和という2つの意味が込められているのだそうです。旗艦店であるSIWA Collection銀座店には、和紙で作られた商品がところ狭しと並んでいます。
和紙といっても、こちらでは自社開発した強度のある素材を使っているのだそうです。お店全体から、柔らかく優しい雰囲気が醸し出されていますね。
ブックカバーの大きさは文庫サイズ、新書サイズ、A5サイズの3つ。カラーも豊富で、ベーシックなブラック、ダークブルー、ブラウンからイエローやオレンジなどの鮮やかな色まであります。ツートンになっているものや、柄がはいっているものもありましたよ。
和紙のブックカバーなので紙の柔らかい質感を想像していたのですが、触ってみるとしっとりとした滑らかな質感。自社開発された「ナオロン」という紙でできているのですが、紙自体に強度があり水に濡れても破れないという優れもの。使い込んでいくと水を吸うようになっていきますが、それによって破れる心配はないのだとか。雨の日でも問題なく持ち歩ことができていいですよね。
濡れた状態でも和紙が切れることはなく、耐久性も抜群です。
職人さんが一つひとつ丁寧に縫製し、皺加工も施しているため、同じ色でもちょっとずつ表情が違います。縫い目も非常に丁寧で、見ていると和紙であることを忘れそう。内側についているタグも和紙でできているそうで、細部までこだわりを感じます。
お店には使用後1年のものと5年のものが展示されていたのですが、これがまた味わいがあって素敵なんです。元は鮮やかな原色の赤や緑だったブックカバーが、だんだんと淡くなり、表面には和紙らしい毛羽立った質感がでてきます。使い方によって皺も増えるようで、一緒に時を刻んでいる感じがしますね。
個性が光るバッグやアクセサリーもありました
最後に少しだけブックカバー以外の商品をご紹介しましょう。女性に人気なのは、やはりアクセサリー。「AYUKO HISHIKAWA Paper Accessory」というアクセサリーブランドで、こちらも同じく自社で開発された紙で作られています。熱を使って立体的な形に仕上げているそうですが、ひとつひとつ手作業で作っているそうです。紙の独特の立体感は思わず触りたくなりますね。軽いつけ心地が特徴だそうで、ピアス、ブローチ、指輪など、様々なアイテムが並んでいました。和装との相性も良さそうですし、華があるのでお祝いの場でも使えそうですね。
こちらはスクエア型の鞄「ブリーフケース S」。肘にかけてもつのがちょうどよさそうです。500mlのペットボトルを立てて入れられるそうで、見た目以上の収納力があります。仕事、保護者会、お友達との集まりなど、女性は何歳になっても出かける機会が多いもの。この鞄なら個性的でありながらも派手すぎず、どんなシーンでも活躍しそうです。
SIWAの和紙を使ったブックカバーで、オトナな読書タイムを
今回は「SIWA|紙和」の和紙でできたブックカバーをご紹介しました。紙の本に和紙のブックカバーなんて、趣のある組み合わせだと思いませんか? 私も文庫本サイズをひとつ購入してしまいました。どんな質感に変わっていくのか、今から楽しみです。「SIWA|紙和」の商品はオンラインショップでも購入可能ですが、お近くにお住いの人は、ぜひ東急プラザ銀座の「SIWA Collection」銀座店にも足を運んでみください。
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【取材協力】SIWA Collection銀座店
東京都中央区銀座5-2-1東急プラザ銀座6F
営業時間:11:00~21:00