ほんものの植物を使った、「プランツジュエリー」
プランツジュエリーは、生きている植物をそのまま使ってつくるアクセサリー。お花屋さんでもある「microm」が提案する、新しい植物の楽しみかたです。
着色や樹脂加工は行っていないため、その姿は時とともに変化していきます。色が抜けていったり、枯れていくことも楽しみのひとつとしてとらえており、永遠ではないからこその儚さ、美しさが感じられます。
個性豊かな表情を持つアクセサリーの数々
植物と一口に言っても、その表情は様々です。1日限りのものもあれば、ドライになり長く保つものも。植物のぬくもりが感じられるかわいらしい作品をいくつかご紹介します。
まるくふんわりとした形が愛らしい、クラスぺディア。初夏~秋まで長く楽しむことのできるお花で、ドライにすると丈夫で壊れにくくなります。
耳元で揺れる鮮やかな黄色は、きっとその日のコーディネートにアクセントを加えてくれることでしょう。
パールのような輝きをたたえるヒヤシンス。つけていると、ふんわりやさしい香りがただよいます。
春だけの、一日限りの楽しみですが、それがまた贅沢さを演出しますね。特別な日のお出かけにぴったり!
ユーカリの葉を重ねて作ったカチューシャ。一つ一つの葉の色のちがいが美しいグラデーションを作ります。
白いつぶつぶしたつぼみがポイントになっていて、ふわふわに巻いたヘアスタイルによく合いそうです。
ご自身用にはもちろんですが、大切な方への贈りものにもぴったり。
花言葉タグつきのパッケージで包めば、届けたい思いもきっと伝わるはず。
※現在は販売していない作品もあります。
自分の手で摘みとり作ることで見えてくる、植物の新たな魅力
以前は店頭販売も行っていましたが、現在はワークショップでプランツジュエリーの作り方を伝えることに力を入れています。作り方さえ覚えてしまえば、ご自宅の庭にも、公園にも、素材となる植物がたくさんあることに気づきます。
アクセサリーはとても小さいもの。その素材として植物を扱うと、自然と細部を確かめるように、丁寧に見つめるようになります。
色・形・感触、それぞれの植物が持つ違いや、季節に応じた変化を感じられるようになること。
お花屋さんでいつでも手に入るお花もいいけれど、移ろいゆく瞬間の美しさに目を留めること。
プランツジュエリーを通じて、多くの人がそのような視点を持ち、植物と触れ合ってくれるようになること。
それがmicromの願いです。
現在はアクセサリーの材料となる植物(センニチコウ)をタネから育てるワークショップが企画されています。5-6月にタネまきをし、8-9月頃開花する予定です。自分が愛情をこめて育てたお花を使ったアクセサリーなら、愛おしさもひとしおですね。
⇒ワークショップのお申込みはこちら:microm
<microm主宰 プロフィール>
高畠美月さん
ほんものの植物でつくるアクセサリー・プランツジュエリー「microm」主宰。
フローリスト。1級フラワー装飾技能士。
生花店やブライダル装飾、専門学校講師の経験を経て、花や植物を身近に感じること・植物と人との新しい出会いを提案し活動中。
関連プロジェクト:
お花屋さんのあるカフェ「花カフェハニー」花担当