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朝昼晩でドリッパーを使い分けるとコーヒーが10倍美味しくなるって知ってた?

フフルルニュース

朝昼晩でドリッパーを使い分けるとコーヒーが10倍美味しくなるって知ってた?
簡単におうちでカフェ気分が味わえるコーヒードリッパーですが、この選び方・淹れ方によって同じコーヒー豆でも味が変わることをご存知ですか?

コーヒードリッパ―を使えば手軽で簡単にコーヒーを淹れられるのが魅力ですが、ほんの少しの手間と知識があるだけで、気分や目的に合った美味しいコーヒーを淹れることができます。「朝には短時間でさっと飲めるさっぱりした味」、「午後には時間をかけて飲みたいしっかりコクのある味」等々、いろいろなシーンに合わせてコーヒーの味を変えられることが魅力です!

 

そんな美味しいコーヒーを家庭や職場で楽しむために出来る、ドリッパ―の使い分け方法を紹介します。

コーヒードリッパ―の基本的な淹れ方

簡単に抽出できる、「ペーパードリップ」の方法を紹介します。ドリッパーはフィルターをセットして使います。サーバーとは抽出されたコーヒーを受ける容器になります。

 

1. ドリッパー、サーバーを準備し、ポットに湯を沸かす。
2. ペーパーフィルターをセットし、コーヒー豆を入れる。
3. 中心から静かにお湯を少量(20ccほど)をのせて、20秒ほど蒸らす。
4. お湯を注いで1杯分ずつコーヒーを抽出する。

 

美味しいコーヒーを煎れるために大切なのは、3番目の手順の「蒸らし」です。コーヒー豆に少量のお湯を注いで蒸らすことで、含まれていた余分なガスが抜けて、より味わい深いコーヒーへと仕上がります。最後にお湯を注いでコーヒーを抽出する時には、円を描くようにゆっくりと注ぐのポイントです。

コーヒーの味が変わるドリッパ―の2つの要素

コーヒー豆は同じでも、淹れるのに使うドリッパ―によって味は変わります。なぜなら味を決めるのはドリッパ―の「穴の形と数」と「形状」だからです。これは各社メーカーや商品によって違います。

 

なぜこの2つの要素で味の違いが出るのかを解説します!

 

■穴の形・数

ドリッパーには注いだお湯を下に落とすための穴が空いていますが、メーカーや種類によってその形と数に違いがあります。なぜこれがコーヒーの味に影響を与えるのかいうと、お湯がコーヒー豆からサーバーに落ちるまでの「抽出時間」に違いが出てくるためです。

例えば、穴の形が大きく・数が多ければ、お湯が通り抜けやすいので抽出時間が短くなり、あっさりとした口当たりに。反対に穴の形が小さく・数が少なければ、抽出に時間がかかるため、濃く味わい深い口当たりに仕上がります。

■形状

ドリッパーの形状をよく見ると、大きく分けて円錐形と台形の2種類があります。外観が台形であれば、お湯が広範囲に広がり豆の味が存分に引き立つ濃い味になります。円錐形はお湯を注いだ時は斜めから入るものの、その後一直線にお湯が流れ落ちるのであっさり目の味になります。このように、台形と円錐形では、お湯とコーヒー豆の混ざり方が変わり味に違いが生まれるのです。

目的別にコーヒードリッパ―を使い分けましょう

コーヒー豆が同じでもドリッパ―で味に差が出るのは、穴の形や数・形状が違うからでした。以上のことを踏まえて、目的別のおすすめ商品をご紹介します!

 

朝に飲みたい「美味しさ」と「早く淹れられる」を両立したドリッパ―

■V60耐熱ガラス透過ドリッパー02

V60耐熱ガラス透過ドリッパー02
V60耐熱ガラス透過ドリッパー02
忙しい朝でもささっと準備が出来て、なお且つさっぱりとした風味を楽しめるのが「V60耐熱ガラス透過ドリッパー02」です。耐熱ガラスが使われているので、ビジュアル面でもオシャレ。本格的なネルドリップに近い味わいが楽しめると評判の高い一品です。

円錐形に大きな穴が1つという形状で、忙しい朝でもお湯を注げば短時間できりっとさっぱりとした風味のコーヒーを淹れることができます。

まさに朝の目覚めにぴったりな1杯が楽しめるドリッパーです。

■メリタアロマフィルターAF-M 1×2

メリタアロマフィルターAF-M 1×2
メリタアロマフィルターAF-M 1×2
朝はとにかく時間が無いけれど、それでも美味しいコーヒーを手軽に飲みたい人におすすめなのが「メリタアロマフィルターAF-M 1×2」です。

ドリッパー本体に小さな穴が空いているため、抽出前にコーヒー豆を簡単に蒸らす効果があります。そのため、コーヒーを淹れる時に行いたい蒸らしの作業を省いても、より深く芳醇なアロマを楽しむ事ができるのです。まさに忙しい朝にピッタリ!少し手抜きをしてもコーヒー本来の芳香を楽しみたい人にオススメしたいドリッパーです。

昼間・仕事や家事の合間に「ガツン」と風味の濃いものを

■トーチ ドーナツドリッパ―

トーチ ドーナツドリッパ―
トーチ ドーナツドリッパ―
日本で誕生・開発された「トーチ ドーナツドリッパー」は、まるで湯のみをイメージさせるような白い陶器のフォルムが印象的です。抽出穴は大きく、1点集中構造となっています。大きな穴のドリッパーなので、味はさっぱり風味ではと思ってしまいがちですが、予想に反して濃くしっかりとした風味と香りが残るドリッパーです。

実際に抽出してみると、コーヒーの色の濃さに驚く人も多く、コクと苦味が楽しめるドリッパーです。コーヒーの味がしっかり出ているので、ミルクを入れてカフェオレにするのもおすすめです。

■スターバックス セラミックドリッパ―

スターバックス セラミックドリッパ―
スターバックス セラミックドリッパ―
世界的コーヒーチェーン「スターバックス」が家庭向けに開発したのが「スターバックス セラミックドリッパー」です。白い陶器でオシャレなデザインもさることながら、抽出したコーヒーは豆の風味とコクが重めで、ガツンとくるという特徴をもっています。

側面に1つ穴が空いているので、蒸らし作業も不要です。仕事や家事の合間に気合を入れたい時や、コーヒー豆本来の苦味を堪能したい時に使いたいドリッパーです。

夜はさっぱりバランスの取れたコーヒーを

■カリタ コーヒードリッパ― 102-D

カリタ コーヒードリッパ― 102-D
カリタ コーヒードリッパ― 102-D
ドリッパーの抽出時間によっては、コーヒーに雑味が出てしまうこともあります。しかし「カリタ コーヒードリッパー 102-D」は、雑味が出る前に旨味だけをドリップすることができるのが特徴です。台形のフォルムに抽出口は3つ穴で、適度な濃さと程よい風味が残ったコーヒーが淹れられます。

夜にホットミルクを入れてカフェオレにして飲めば、最高にリラックスできます。

■無印良品 磁器ベージュドリッパ―

無印良品 磁器ベージュドリッパ―
無印良品 磁器ベージュドリッパ―
磁気素材で、やや大ぶりサイズのドリッパーです。無印商品が開発した「磁気ベージュドリッパー」は、日本人好みのすっきりとした味が特徴です。ドリッパーが大きめなので扱いやすく、無印製なのでインテリアとしても女性からは人気が高いです。

コーヒーを抽出すると、味はさっぱり、苦味が控えめに仕上がります。苦味が少ない飲みやすさが好評なので、夜に飲むのも良いでしょう。

同じコーヒー豆でも、ドリッパ―で差をつけましょう

シチュエーション別に使い分けたいドリッパーについて紹介しました。

 

常に何種類ものコーヒー豆を用意しておくのも楽しいですが、買出しや管理がちょっと手間。ドリッパ―はずっと使えるのにお手頃価格で手に入るので、いくつ持っていても便利です。

 

ドリッパー選びとコーヒーを淹れるちょっとしたコツによって、抽出されたコーヒーの味が大きく変わります!時間帯やシーン別にドリッパーを使い分けて、同じコーヒー豆でも味のバリエーションを楽しんでみてください♪

文:汀静香
2児の母。子育てに奮闘しながら、つかの間のコーヒータイムが楽しみ。