今季(2014 SS)は、多くのブランドがカジュアルテイストのスタイルを取り入れたり、カジュアルミックススタイルを提案していますが、難しいのがその着こなし。子どもっぽく見えてしまったり、"やりすぎ"てしまったり。または、スニーカーなど一部だけ取り入れようとしても、あれ? 足元だけテイストが違って見える......? と、正解がわからないのがカジュアルスタイルの罠。みなさんはそんな罠にはまっていませんか?
雑誌『anan』の読モ集団、『anan総研』の20代前半から30代前半のメンバー約90名にカジュアルスタイルの悩みに関してアンケートを実施したところ、
といった意見が聞かれました。
今回これらのお悩みを解決すべく、大人向けのカジュアルスタイルと手頃な価格帯で人気の「SEVENDAYS=SUNDAY(セブンデイズサンデイ)」のアイテムを使って、スタイリストの植村美智子さんにコーディネートをしていただきます。
植村さんは、雑誌や広告、タレントのスタイリングなどのほか、一般の方のファッションコーディネートも行っており、個人の日頃のファッションに関するお悩みの相談に乗って、ワードローブからコーディネートを提案したり、一緒に買い物へ行くなどしてお悩みを解決しています。
今回、モデルとして協力してくれたのは、『anan総研』のメンバーの佐藤里香さん。
普段は、シンプルでフェミニンなファッションが多いと言う佐藤さん。その一方で、カジュアルスタイルは馴染みがないそう。
「カジュアルスタイルにはずっと興味があったのですが、どこまでカジュアルダウンしたらいいのかわからないし、まず何のアイテムから買ったらいいのかもわからなくて、なかなかチャレンジできませんでした」と話します。
「今日はいつもと違うスタイルが試せるということで、楽しみです!」
スウェット+ネルシャツで王道のカジュアルスタイルに
鏡を見た佐藤さんは開口一番、「私、こういうスタイルをしてみたかったんです!」と大はしゃぎ!
チェックのシャツに、スウェット地のプルオーバーを合わせ、白のタイトスカートで全体をきりりと締めれば、どストライクな流行スタイルのできあがり。実は、佐藤さんスウェットもチェックシャツも初体験。「こういう組み合わせだったら取り入れやすいかも」と、気に入ってもらえたようです。
ボーイッシュになり過ぎないように、植村さんはパンプスやハットなどの小物で女の子っぽさを残します。「足元はスニーカーでもすごく似合うと思うのですが、初めてカジュアルに挑戦するという佐藤さんの雰囲気を見て、ちょっときれいめな要素を残しました」
プルオーバーパーカ¥3,900|半袖チェックシャツ¥3,900|オフホワイトタイトスカート¥5,800|イエローパンプス¥4,000(以上SEVENDAYS=SUNDAY)/ HAT¥5,900 ヘッドスター SHIBUYA109店 ※価格はすべて税抜です
鮮やかなピンクが決め手の、春爛漫おでかけスタイル
「普段は白やベージュなど、大人しい色の服を着ることが多いです」と話す佐藤さんにとって、このヴィヴィッドなピンクのパンツは挑戦だったよう。でも、さらりと着こなしてしまえたのは、他のアイテムとの組み合わせに植村さんのワザが光っていたから。
「他のアイテムを抑えめにすることで、ピンクを際立たせるところがポイントです」と植村さん。白いシンプルなトップスと、オープントゥーのパンプスで上品さを取り入れました。
アクセサリーとバッグのロゴに、ピンクの反対色であるグリーンを持ってきて、おしゃれ上級者のコーディネートの完成。この色使いは真似したいですね。
バックシフォンノースリーブニット¥5,800|サーモンピンクスキニーパンツ¥5,800|オープントゥパンプス¥4,000|トートバッグ¥1,000(以上SEVENDAYS=SUNDAY)/ ネックレス¥12,000 ナムラタ ジョシプラ(フラッパーズ) ※価格はすべて税抜です
マキシワンピ+ジャケットで大人の休日スタイル
甘めになりがちな淡い色のマキシワンピでも、カーキのノーカラージャケットが引き締めて、ぐっと大人な印象に。
「マキシワンピは丈がポイント。長すぎると歩きづらいし、短すぎると元気がいい印象に。今回はくるぶし丈くらいがおすすめです」と植村さん。
「ラフ感は正解がないから難しいですよね」と言いながらも、さすが植村さん、ウエストの紐をゆるりと締めて、結び目の周辺のシワを少し伸ばすことで、リラックスな雰囲気を出しながらもウエスト周りをスッキリと見せていました。
足元はスニーカーで、歩きまわるデートでも◎。自然なカジュアルダウンに成功です。
ビジュー7分袖ブルゾン¥5,500|ジャカードマキシワンピース¥5,900(以上SEVENDAYS=SUNDAY)/ スニーカー私物|ネックレス¥12,000 ナムラタ ジョシプラ(フラッパーズ) ※価格はすべて税抜です
「カジュアルコーデは初めてだったので、どうなるんだろうってドキドキしていましたが、どれもカジュアルすぎないスタイルで、私服にも取り入れやすいなと思いました」と佐藤さん。会社でも私服通勤で特にドレスコードもないそうなので、スウェット+チェックシャツなどの“ハズし”アイテムは取り入れていきたいと話していました。
「マキシワンピの丈や、カラーパンツとシンプルなトップスの組み合わせなど、計算されたラフ感があるんだなと思いました。今度は色の遊び方などを植村さんに教えていただきたいです!」と、目を輝かせていました。
次回は、春夏のカジュアルの定番「ボーダー」を着こなすコツです。人と差がつくマリンコーデのコツを披露します。お楽しみに!
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